18世紀、革命が始まるよりも少し前のフランス。
暖かな春の日に、男の双子が産まれるが、母の見た不吉な予知夢をきっかけに二人は離れ離れにされてしまう。
しかし、それから十数年後、ひょんなことから貴族の少女クリスティーヌと双子の片割れである
少年エルが巡り会う。
彼女のちょっとしたいたずら心から、エルは自分の弟であるラウルと偶然再会を果たすのだが、自身の抱える「秘密」によって母の予知夢が現実となってしまう。
再び離れ離れになった二人。
だが、ラウルが恋の痛みを知ったことで、二人とその周囲の運命は数奇な道を辿り始めた……
※三部作を予定折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-04 16:12:39
227941文字
会話率:29%