深大寺の願かけが実り、恋人ヒロとのつきあいが始まった。ロストバージンは痛いものと思いこんでいる菜穂。二人の夜、伝説の娘が夢に現れ、恋の悦びを告げると……
……
最終更新:2025-06-13 04:34:39
2252文字
会話率:47%
村上は仕事で新宮市熊野川町を訪れているとき、川向こうに小さな集落があるのを眼にする。
聞けば、あれこそ百夜月(ももよづき)だという。いまとなっては消滅集落となって久しいが、かつてはロマンチックな悲恋伝説が残されていた。いくら男が恋焦がれても
、月が邪魔して女に会えない話……。
あまりにも小野小町と深草少将の百夜通いと酷似していることに気づいた村上。なんらかの形で伝播した異伝であろう。
胸に苦い記憶が甦った。
というのも6年前、京都の大学へ通っていたとき、村上は『京中テレ』で売れっ子美人キャスター、中谷 董子にひと目惚れした。彼女と付き合いたくて、テレビ局で出待ちしたことがあるのだ。
様々な紆余曲折があった。せっかくいい関係になっていたのに、董子は病気になって家に閉じこもり、離れ離れになってしまう。
村上も愛知の一宮に帰り、半年経ったころ、どうしても董子のことが忘れられず、会いに行こうと決意。
再会した彼女は人格が変わっていた。まるで小町のように、村上を試すのだった。
――「私の家に百日通えたら、君の女になってやってもいい。そうして君自身の信念も試してあげる」
このテストに挑まずにはいられない。一宮から京都山科の董子の自宅までは、直線距離で約96Km、最短ルートで約130km。バイクで『通勤』するにはいささか酷なゲームだった……。
※本作は黒森 冬炎様主催の『ライドオン・テイクオフ~移動企画~』参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-01 22:43:31
38218文字
会話率:16%
中国の山で産まれた睡蓮。最初は山の国々を統合しようとしている父、剛蘭の役に立つため戦場に立ったが、やがて中国全体をも動かす巨大な力を持つ女へと変わっていく。そんな女の甘くそして切ない恋の人生を描いた小説…。
最終更新:2014-11-27 23:02:14
11329文字
会話率:53%
数多くの恋伝説が噂される海、恋海浜(れんみはま)。そこでは『恋花火』と呼ばれる花火が打ち上げられる。毎月1回、打ち上げられているのだが、いつ打ち上げられるのかは予告がない為、分からない。夏休み時期である8月は毎日上げられているが、真の恋花火
はたった1度しか上げられていないという。
幼馴染みの少年に恋心を寄せる少女は、恋を叶える為に恋花火を彼と見ようと決心するが、なかなか少年を誘えないでいた。
彼女の想いは少年に届くのか。2人で恋花火を見ることはできるのだろうか。これは、そんな少女の甘くて切ない恋物語ー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-07-30 20:11:06
997文字
会話率:10%
以前、とあるコンクールに応募したものを再編して載せてみました。
どっちが良かったのか分からないですが、せっかくなので載せてみました。
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最終更新:2013-01-21 02:13:24
5470文字
会話率:48%