劉備玄徳は夷陵の戦いの敗戦後、その心労、さらに老いも相まって、孔明や息子阿斗が見守る中、白帝城で最後の時を迎えた。
しかし次に目が覚めると、そこは白帝城では無く、別の世界、放逐領域デスメソルにある小城の一室で、自身は魔族の皇帝、魔帝ルー
ド・グロリアスの末子、レヴィル皇子に転生していた。
このようにして劉備玄徳の記憶と人格を取り戻したレヴィルは、魔族であっても前世のように、民を思いやる正義の志しを思い出す事が出来たが、しかし転生したレヴィルと言う人物は、迫害、圧政、虐殺、悪事の限りを尽くしてきた外道皇子で、その記憶も自分の中に残っていた事から、心を痛め、思い悩んでしまう。
そんなおり、この世界の唯一の友であったラファルドが声をかけてきたのだが、その会話の中で、過去の外道皇子だったレヴィルが、ある恐ろしい命令をしていた事を思い出してしまう。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-14 00:47:41
136745文字
会話率:34%
とある世界、人は12才になる年の召喚祭で一度だけ召喚の儀式を実行する。
召喚獣とはその後の人生を共に過ごすことになるため、何を召喚したかで将来が決まるといっても過言ではない。召喚獣にはSクラスからFクラスの7段階あり、誰もが高レア召喚獣を呼
びたいと思っている。
ある年の召喚祭、少年・トオルはFクラス召喚獣を呼び出した。3人の幼馴染が引いた召喚獣はSクラス一人、Bクラス二人。一人だけ低レア召喚獣だと凹んだトオルだが、Sクラス召喚獣を得た友人・アラタを始めとする幼馴染たちはトオルに対する態度を露骨に変えたりはしなかった。
それどころかアラタの思惑により、Fクラスにしては芸達者な能力を持つ召喚獣と共にトオルは様々な事件に巻き込まれていく。
トオルは知らなかった……アラタが美醜逆転世界からの転生者であり、トオルが生きるこの世界はアラタが転生前にやりこんでいたCER〇 Z指定ゲームにそっくりであることを。さらに、ゲームにおいてトオルたち幼馴染4人組は主人公の敵一味であることを。
主人公は基本的に欲望に流されやすい性格です。タイトル要素の回収はある程度話が進んでからになります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-24 09:07:24
251755文字
会話率:37%
リコは、ナイトウォークでペアを組んだ男子と展望台に行き、鐘を鳴らした途端、異世界に転生する。
彼女は現世では無口で大人しいが、転生先では我が儘な悪役令嬢になっていた。
ここへ、一緒に転生した男子が婚約者として登場するが、彼女はそれを知らない
。
その後、リコがバッドエンドを迎えると、現世のナイトウォーク前に戻った。
今度は、別の男子とペアを組むが、二人はまた異世界に転生し、悪役令嬢と婚約者としてバッドエンドへと突き進む。
何がいけないのか?
このループを断ち切ろうと、リコは奮闘する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-19 09:02:24
12802文字
会話率:35%