人付き合いが面倒くさい。日がな一日寝て過ごしたい。もうなにもしたくない。だるい。
生前は出来なかったスローライフを異世界で。
思ゑば現代情報化社会では様々なしがらみに囚われて、やりたいことも出来なかった。
誰しもが憧れて、でも一部
の人間しか許されることはなかった、人里離れた山奥で独り、自給自足の余生を過ごすということも、前人未到の地が多い異世界ならば叶うのかも知れない。
死んだ後の暮らし、これが本当の余生……いや、なんでもない。
第二章・「エルフに擬態して冒険者として旅をすることになりました。技術を魔法に見せ掛けて魔法使いをやってます」
何故引きこもってのんびり余生を過ごす筈が、他人に混じって面倒なことをしているのだろう。でも、快適なスローライフのために、今は少しだけ頑張ってみよう。
旅の苦労を知ったものだけが、家の中の青い鳥を見つけ出せる。それも古典だよ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-07 03:32:13
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会話率:30%