道端で朽ち果てていく誰かの墓碑。
そこには確かに「死」があり「悲しみ」があった。
時の流れはそれすらも忘却の彼方へと運び去っていく。
今、そこにはもう何もない。
だから僕は……この記憶を何かに残したいと思った。
そこにあった「死」とかつて
あった「生」を忘れないために。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-20 13:52:12
1505文字
会話率:7%
この世界には人間以外の異種族がいる。
盛夏のある日の事、人間の佐々木ときわは岩手県遠野市へと祖母と伯父夫婦を頼り病気の療養にやって来た。着いて早々今後どうするのかと尋ねる祖母達から逃れる様に煙草を言い訳に外に出ると、祖母の家の隣人である
見慣れぬ黒豹の獣人と出会う。
その獣人、彼は遠い昔、幼い頃遠野に住んでいた頃の幼馴染、黄朽葉兼親だった。
すっかり忘却の彼方だった幼い頃を思い出そうと兼親に誘われて地味な観光名所へと案内されていた途中、母から失踪し行方不明だった姉、佐々木ちあきが遠野で死体として見つかったと報を受ける。
姉の死体を確認したのち、姉の忘れ形見として息子が存在すると発覚し引き取りに行くと、その子供は鷹の鳥人だった。佐々木柑南と名乗ったその鳥人の子供。
ひと夏のありふれた思い出を作り始める。
あの夏が本当にありふれていたかは、今の私にも分からないけれども……。ただ、あの日、あの涙だけでも届いてくれていたのなら、それだけでいいのです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-29 20:02:22
105575文字
会話率:71%
忘却の彼方へ、自分さえも
キーワード:
最終更新:2024-06-02 18:42:03
1838文字
会話率:0%
6、12月に神社で行われる『大祓』。行ったことはあるかな?
祝詞冒頭に『高天原に神留まり坐す(タカマノハラにかむづまります)』──簡単に訳すと“天界には最高神がおりますよ”という意味のフレーズがあるのだが、高天原ならぬ高原署刑事課。そこ
に神がいると謳われているのが俺たちだ。
「日本全国竿姉妹計画の成就。24時間に57人というギネス記録の打破。そのために俺は今日も女性を救う」
「そんなことより鍛えた方がよろしい。女はえすとろげん、とかいうモノでしか胸を大きくできねえが男は鍛練でどうとでもなるんですぜ」
「アンタたちはホントどーしよーもなく下品よね」
今しょうもない連中だと思ったかい? だが何を隠そう、我々こそがこの国の平和を人知れず守る秘密組織なのだ! 一見普通の所轄署の普通の刑事課。その実態は汚れ仕事も引き受ける暗部というヤツだ。フィクションじゃないんだぜ。
君たちの平穏な暮らしの影には、実は知らないところでたくさんの血が流れていたりする。感謝しろとは言わんが光あるところ闇もある、という言葉を忘れちゃいけないぞ。まあ太陽に対する月みたいな扱いは俺自身も腹立つけどな。
もし危険に晒されてしまうことがあればいつでも呼んでくれ。御利益目当てに神社へお参りするように気軽にな。この俺読山月世(ヨミヤマツキヨ)と弟の佐能素男(サノモトオ)の最強コンビが、いつでもどこでも駆けつけるさ。
神サマといえば、誰もが知っている神話や伝承にも実は暗黒に葬られた真実があったりする。特にとある連中はその結末(死)が描かれていない。
もしかしたらこの現代のどこかで、ヒトに紛れてこっそりと暮らしてたりするのかもな。まったく関係のない話だが。
「というわけで建(タケ)! “あの野郎”の潜伏場所がわかったぞ。島根に戻ってきてるようだぜ」
「ようし。あの時獲り損ねた蛇の首、しかと頂戴しに行きましょうや」
現代の島根県で繰り広げられるは拳銃撃ちまくりに暴れまくり! やりたい放題のトンデモ捜査!
やがて明らかとなる古代のヤマタノオロチ退治伝承の真実、忘却の彼方に隠された神話の歴史とは!?
時代錯誤・陳腐上等! 笑いあり涙あり! ハードボイルドスプラッタ異能力もあり! 何でもありの本格アクション!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-19 17:47:28
106590文字
会話率:58%
十分もないくらいの時間で書いたから、文章が酷いかも
内容の要約
メモは超重要!
最終更新:2023-12-17 00:16:13
491文字
会話率:16%
エッセイです。
記憶の齟齬について。
本気で長年の謎です。
どっちが間違ってるのか…?
最終更新:2023-11-16 21:04:44
901文字
会話率:3%
高校二年生の夏、故郷へと帰る聡。なぜか突拍子もなく無性に行きたくなった、小さい時に遊んだ神社へと向かう。
そこで、少年の頃の記憶を聡は、思い出せるのか。
最終更新:2023-07-18 20:10:47
4361文字
会話率:47%
そう、あれからどうやら大分月日は流れていったものだなぁ・・・
今はこうして時の行く末を案じるほか無くなってしまっている。
果たして私の見解は正しかったのであろうか。
誤っていたとしてこの現状を打破する術もなく、唯、この星の行く末をみつめてい
る。
若気の至りと人の言う、孤独な研究の成果など金輪際私が目にすることも無かろう。
時は理不尽にも私のちっぽけな考えや未来など忘却の彼方へと放り出してゆく。
その放物線の彼方さえ一寸の光として輝くことも無く、漂うばかりか・・・・
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-20 17:00:29
258533文字
会話率:33%
増えすぎた人類は文明を大きく発展させた代償に、神の存在を忘却の彼方へ追いやった。
神はかんがえる。どうやったら信仰を取り戻せるのだろうか。
まあ知恵を与えた神に任せたらいいか。だって人類が発達したのそいつのせいだし―。
のちにそれは神
々をも巻き込む大騒動になるのであるー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-01 21:07:28
4545文字
会話率:52%
この作品は他のサイトでも公開しています。
公募ガイドの小説でもどうぞ「忘却」に投稿した作品に、加筆訂正を行った作品です。
最終更新:2023-01-14 19:00:00
1858文字
会話率:3%
1980年(昭和55年)春
信州大学に入学し、はじめて親元を離れて新たな生活が始まった。
大学を卒業して早40余年。
多くは忘却の彼方に……。
それでも胸の奥に残っている埋火を掘り起こし、
キャンパス生活を中心に、当時の
松本市の想い出を描こうと思う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-17 00:00:00
139812文字
会話率:1%
物語を紡ぐ者は、みな等しく神である。漫画家であれ、作詞家であれ、作曲家であれ、イラストレーターであれ、そして、小説家であれ。
彼らは二十字×二十行のうちに世界を創造する神なのだ。
物語が生まれるという事は、登場人物が生まれるという事。
登場人物が生まれるという事は、意志が宿るという事。
もしも、その物語を動かす神である作家が、物語の、世界の続きを紡がずにほったらかしにしたら、その生み出された世界の人々は、生き物たちは───。
──────何を想って忘却の彼方へと消えていくのだろうか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-30 17:49:48
11236文字
会話率:59%
魔王が勇者に討たれた時、必ず復活して復讐を果たすと言い残した。後に王となった元勇者は自身の息子を復活した魔王との戦いの切り札として育成するべく時の止まった異空間へ修行に向かわせる。その者、初代バルディア国王の第1王子にして次期勇者候補クミン
・バルディア16歳。
魔王戦に備えて鍛え続けるクミンだが、復活の兆しがなく100年後も200年後も呼び戻される事はなかった。平和過ぎる悠久の時が流れて500年……、世の人々はもちろんの事、王家の者まで先の時代に起きた魔王との戦いを忘れてしまっていた。それはクミンの存在も忘却の彼方へと追いやられ放置状態となった事を意味する。
しかし、1000年経った頃。偶然にも発見され呼び戻される事となった。1000年も鍛え続けたお陰で破格の強さを身に着けたのだが、肝心の魔王が復活していないのでそれをぶつける相手もいない。一層平和さを増していた1000年後の世界、剣も魔法も無用の長物と化していた時代で勇者候補のクミンは魔王復活を求めて旅に出るのであった!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-24 22:31:37
93053文字
会話率:68%
45歳中年のオッサンサラリーマンのオハラヒロシが異世界の森に転移した。
その世界は、自分が昔、ラノベ小説家を目指した時に設定をした小説『異世界賢者』の世界によく似た世界『アルカリオン』だった。
だが、自分で設定したそのほとんどの記憶が忘却の
彼方へ…その状況を打破するために彼は、すべての能力を脳内から絞り出して思い出さなければならなかった。
こうしてヒロシは、チートな能力を次第に開花させながら、自分の前に立ちはだかる様々な人間に対し、自分が気に入らない相手ならば、論破して、土下座させることもあれば、相手が勝手に跪(ひざまず)くことも…
だがヒロシは次第に、この世界の人々を助けながら、二束三文で手に入れた『最強の刀 【天照】』を片手に無敵の能力【スキル 超人】を駆使して世界中を飛び回る。
また、究極の目標は日本のソウルフード『カレーライス』を食べること。
その材料を求めて、未開の土地へも…
途中でひょんな事から『大公爵』に祭り上げられたり、魔物の子供を従魔にすれば『ロリコン賢者』と噂されたりと散々な目に…
『ざまあ』でもなければ『オラオラ』でもないと本人は思っているが、気に食わない奴は力でねじ伏せる。
そんな中でスキルは進化していき、ヒロシの意識も変化していく。
とにかく、超デカイ態度の主人公ですが根はいい奴なので、暖かい目で見てあげて下さい。
※この小説は以前、カクヨムに投稿していたものです。
ほぼ完全移植ですが、カクヨムで読まれた方も
まだ、読まれていない方もどうぞお楽しみ下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-20 06:27:39
169877文字
会話率:27%
「旅を基軸とした中編小説」を連載します。掲載のリズムとしては週2、3回の割りで予定しています。
1972年の冬、信太はリュックサックを背負ってナホトカ経由でソ連(現ロシア)へ向かい、ヨーロッパと北アフリカを旅する。その間に旅費を稼ぐため現
地で働いたり、奇々怪々な場面を目の当たりにしたり、ひょんなことから惑星ベーダに飛び行くことになったりで、にもかかわらず、地球に帰還して旅を続けることに。
「前書き」には目次のみ掲載した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-15 17:00:07
105555文字
会話率:39%
子供の頃の記憶のない高校1年生の少年 青空(そら)は平凡な少年であった。しかし高校で出会った優亜(ゆあ)に恋に落ちたが、その時自分の使命を思い出す。
俺はあいつを殺すために「戻ってきた。」と
学園、サイコパス、ミステリー、ホラー、能力、
復讐
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-09 16:19:09
960文字
会話率:0%
田舎の高校卒業から30年目の同窓会で、ゲイの田沼は浮いていた。友も、恋人も、青春と言える日々が全くなかった高校生活を送り、同窓会では誰も彼に話しかけるものは居らず、田沼はクサクサと会場を後にする。そしてその日に、ゲイの街、新宿二丁目に舞い
戻って、その日の憂さを晴らすように乱痴気騒ぎを決め込んだ。そんな最中、同窓会の幹事から「先生がご病気なのを隠して同窓会に参加していた。」という内容のメールが届く・・・。
忘却の彼方に追いやられる者の悲哀を、ゲイの街の生態と共に描いた都会の怪奇談。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-10 01:55:41
5792文字
会話率:42%
忘却の彼方へと葬り去ったことごとは、もうなくなってしまったのか。
目に見えず、身の回りにないことごとは、すでに終わったことなのか。
どこかの誰かが古い話にしただけで、なにかはずっと語り続けている。
最終更新:2020-07-28 23:38:20
328文字
会話率:0%
〈ご評価、ご感想ありがとうございます! のんびり続編を追加させていただきます〉
この世界には生まれなかったはずの言語の記憶に秀でた「魔導書解読士」エレン。海を渡って反対側の大陸を統べる帝国に仕えることになったと思えば、そこには死んだと思
っていた10年一緒に育った家族同然の少年が、美形の騎士になっていた。
再会を喜んだのも束の間。
13年ぶりに再会した彼は、彼女のことを全く覚えていなかった——。
エレンは彼に記憶を思い出して欲しいのだが、なかなか思うようにはいかないのが現実で。
これは、そんなあなたが記憶を取り戻すまでの話。
※カクヨムにも載せています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-06 18:31:36
107115文字
会話率:30%
忘却の彼方と人との繋がり
最終更新:2020-03-11 17:39:57
200文字
会話率:17%