前世の記憶が残るままエラとして転生した恵。
目覚めると赤子になっていた。
まさかそんなファンタジーが自分の身に起こるとは思わず必死に魔法を使えないかとやってみるが何も起こらない。魔法のある世界では無いのかと残念に思いつつも、裕福な家でぬくぬ
くと幼少期を過ごす。
ところが母親が病に倒れ儚くなってしまってから状況が一変。一年もしないうちに父親が再婚した。再婚した相手は二人の娘を持つ子連れだったが、父親がいる間はそれでも良かった。
だが父親までも儚くなると、エラの事を下僕のように扱い出した。
そして寒さに震えつつ暖炉の前で寝た朝、灰がかかっていたところを継母に見られ言われた。
「いやだ、灰まみれがいる。灰まみれのエラね」
そして身体に電流が流れた。
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称号、灰かぶり獲得。
格、最上位。
不幸ポイント23獲得。
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頭にひらめくメッセージ。
視界の端に映るステータス。
取得可能なスキルの一覧。
夜限定で入れた不幸ルームにはいぬ、ねこ、えび、たこ、わにがいた。
あれこれと助言を与えてくれる不幸ルームのメンバーに助けられながら、エラは自己強化にはまっていく。
全四話。(+裏話をつけようか未定)
※カクヨムにも投稿(カクヨムから移行しています)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-28 10:38:34
36799文字
会話率:24%