「志怪の世界を覗いてみよう」。
中国南北朝時代に編まれた伝奇小説集『捜神後記』。あまり志怪の世界に触れてこなかった訳者が「どんな世界なのかしら?」と覗き込みます。一緒に訪問して頂ければ幸いです。
隔日12:00に更新予定。
当作はカクヨ
ム様にて先行公開中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-06 12:00:00
197980文字
会話率:19%
後漢末、初平元年(190)。長安に遷都して間もない朝廷は、董卓の要請を受け、反董卓連合軍の解散を命じる五人の勅使を関東の諸将のもとへ派遣した。その勅使のひとりに、
冥府帰りの胡母班
と呼ばれる男がいた。彼こそが、呂布に殺された丁原の後任
として執金吾(首都警備長官)に就いた義侠の武人であり、中国最古級の冥界訪問譚の主人公である。
彼はなぜ暴君董卓の命に従い、危険な任務に身を投じたのか?
冥府の神である泰山府君との忌まわしい因縁とは?
「絶望」がのさばる乱世への怒りと失意を胸に秘めながらも、守るべきもののため胡母班は袁紹軍の襲撃をかわしつつ疾走する。たとえその先に待つのが新たな絶望であったとしても――。
史実とオカルトが交錯する、知られざる三国志外伝!!!
※投稿スケジュールは、以下の通りです↓
1話「獄中」……11月2日(土)0時20分
2話「使命」……11月3日(日)0時20分
3話「旅立」……11月4日(月)0時20分
4話「襲撃」……11月5日(火)0時20分
5話「動揺」……11月6日(水)0時20分
6話「面影」……11月7日(木)0時20分
7話「疾走」……11月8日(金)0時20分
8話「陥穽」……11月9日(土)0時20分
9話「救済」……11月10日(日)0時20分
最終話「余談」…11月11日(月)0時20分
あとがき ……11月11日(月)0時30分折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-11 00:30:00
39027文字
会話率:26%
物語の舞台は、後漢末期。
宮廷を牛耳る曹操は、亡き呂布の妾・貂蝉を客将の劉備に与える。美女を使って劉備と義弟の関羽・張飛の仲を裂くことが目的だった。
貂蝉は色香で張飛を惑わせ、三兄弟の間に不穏な空気が流れ始める。
関羽は彼女がただの人間では
ないことを見抜くが……。
三国志の史実と民間伝承が交錯する歴史伝奇小説を刮目せよ!!
※これは、作者である青龍明良(旧・名月明)がペンネーム改名記念に執筆した短編小説です(だいたい3万文字前後で完結の予定)。ぜひ皆様ご一読ください。
※全12話予定。8月23日から毎日2話ずつ投稿(午前7時と午後8時)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-28 20:00:00
32231文字
会話率:31%
怪異あるところ、その女の影あり。
謎の女、麻姑が現れるとき、中華の地に怪奇の花が咲く。
中国累代の志怪小説、伝奇小説に題材を取って描く、一話完結型の中国時代ホラー小説。
最終更新:2023-07-09 23:23:20
32358文字
会話率:25%
ここは『この世の外』
現実世界で在りながらも神も妖怪もSF(少し不思議)も同居している世界
そのような世界のちょっとした小話
山も谷もなく、もしかしたら丘ぐらいはあるかもしれないそんな小話
あなたが事多き現実世界にうんざりし「この世の外
なら何処へでも」
と思った時、少しばかり貴方様を『この世の外』にお連れ致します
(志怪小説や日本昔ばなし、星新一のショートショートをイメージした1000字以内の作品です。そのため何処から読んでも大丈夫です)
(大体二日に一回ぐらいのペースで更新する予定です)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-13 00:00:00
31410文字
会話率:31%
【選んだテーマ②】白峯大学の情報学科に通う女子大生、遠坂茉白。彼女の卒論のテーマは、AIで小説の贋作をつくり、評論家たちを騙すこと。そのための資料をさがしていた彼女は、道ばたで不思議な中国人青年と出会った。书店仙人(日本語名:本屋の仙人)と
呼ばれている青年は、文学部の図書室で資料集めをするようにアドバイスする。ところが、その図書室で見つかった古い卒業論文「雨月物語にひそむ志怪ミステリ」と、現実の事件がリンクし始める。鍵のかかった密室から聞こえる痴話喧嘩、書庫から忽然と姿を消した書物、空を飛ぶ封筒、そして、絵の中から抜け出した魚。そのひとつひとつを、遠坂と书店仙人のコンビは科学的に解明していく。当初、犯人は卒業論文の執筆者・大神磯良本人かと思われていたが、彼女はすでに他界しており、捜査は振り出しにもどってしまう。江戸時代の白話小説『雨月物語』の謎を解明したふたりは、事件が論文盗用事件の復讐劇であることを明らかにし、その犯人が大神磯良の娘であることを突き止める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-20 17:00:00
152494文字
会話率:43%
「変わりっ狐」(清代・ファンタジー)…仙狐達の間では、人間の男と交わって精を得るのが大ブーム。そうすれば丈夫な子供が産まれるのだ。でも雌狐の小桃は、変身が下手で可愛い人間の女の子になれない。けれど、ある一人の男と出会って…。
文学フリマで
刊行しました「夜来香 中国短編小説集 一」の収録作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-05 23:07:34
7728文字
会話率:53%
清代の中国、雲南の片隅に住まうある老婆が巻き込まれた事件の話。
※この小説は筆者のブログ『大概堂https://ameblo.jp/soccer-horizon/』にて公開したものです。
最終更新:2018-01-20 01:53:28
3011文字
会話率:17%