曰く、ラブコメにはヒロインが不可欠だ。
曰く、ヒロインは可愛い存在であるべきだ。
そして、男の娘は可愛い。
――だからこそ、ヒロインは男の娘であるべきだ。
男の娘《おとこのこ》
その存在は、幼く可愛らしい少年を表す「ショタ」でも、美形の
顔立ちをした「美少年」でも定義が出来ない。
不思議で、魅惑的で、神秘的な存在である。
そんな男の娘達に振り回される才川裕作《さいかわゆうさく》は、今日も彼らと様々な毎日を過ごしている。
弟にはいつ性的に襲われるか分からないし、
親友からは小生意気に煽られし、
後輩には訳も分からず振り回される。
いびつで刺激的な毎日を過ごす過程で、才川裕作は気持ちは変化していく。
時にそれは、友情を育む青春の一ページになり、
時にそれは、恋心を育む恋愛に発展していく。
――はたして彼らは、どんな結末に辿りつくのだろうか。
この物語はフィクションである。
実際の人物、団体、個人の考えなどとは関係ありません。
だからこそ、この物語には意味がある。
これは、メインヒロインが全員男の娘でラブコメは成立するのかを温かい目で見守る、そんな物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-05 08:10:00
81071文字
会話率:27%
「私は妹の幸福を願っているの。あなたには侯爵夫人になって幸せに生きてほしい。侯爵様の婚姻相手には、すごくお似合いだと思うわ」
わがままな姉のドリカに命じられ、侯爵家に嫁がされることになったディアナ。
派手で綺麗な姉とは異なり、ディアナは園
芸と読書が趣味の陰気な子爵令嬢。
そんな彼女は傲慢な母と姉に逆らえず言いなりになっていた。
縁談の相手は『陰険侯爵』とも言われる悪評高い侯爵。
ディアナの意思はまったく尊重されずに嫁がされた侯爵家。
最初は挙動不審で自信のない『陰険侯爵』も、ディアナと接するうちに変化が現れて……次第に成長していく。
「ディアナ。君は俺が守る」
内気な夫婦が支え合い、そして心を育む物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-01 14:26:53
55535文字
会話率:35%
【2022年 第3回 幻冬舎ルネッサンス 新人賞応募・落選作】
互いに一目惚れと言うことはある。真治と香澄がそうだったように。しかし二人は、最初の一目その時に、言葉を交わすことも、笑顔を交わすこともできなかった。
それから暫くして、二人
は各々秘密を抱え、同じ中学の同じ部員になる。しかしそれでも、二人は会話をすることができない。香澄の想いを借りて語るならば「目をちらりと合わせて照れるのがやっと」である。
そんな二人が、雨の帰り道で下校するところから物語は動き始める。気持ちを表に出せない香澄は、小学生の時から親友である真衣の力を借り、やっと真治と会話することにこぎ着ける。しかもそこで真衣に言い包められ、真治と香澄の二人は交換日記を付け始める。
それは二人にとって、心を育むものであり、助けを乞うものであり、そして、愛を育むものとなるはずだった。そう。真実を書き続けていれば。
うわべだけだったのか。いや、そうではない。素直な気持ちで書いたのか。それはそうだろう。しかし人には、まだ子供である二人にだって、どうしても秘密にして置きたいものがある。それだけは、交換日記に記すことができなかった。それだけだ。
毎日を過ごす内、互いに一緒にいることが自然となる。真治からはっきりと「好き」と言われた香澄であるが、香澄はどうしても言えない。想いが叶って思わず叫んだ時でさえ、その「好き」の二文字が言葉にできない。一方の真治も、香澄の言葉や態度から、好かれているのはひしひしと感じる。しかし、その理由が判らずに怯える。
遂に香澄が転校する段になって、お互いの気持ちを語り合うが、それは、もはや、話し合いではなかった。
そんなことがあった少し後、屋上でいつものように会話する二人。そこでふとしたことから、香澄の中で絶対に、真治にだけはバレたくなかった秘密が明らかになる。自爆だった。その秘密は真治にとっても、絶対に香澄にはバレたくなかった秘密でもあったのだ。そして真治は、知らぬ間に自爆していたのだ。
お互いの秘密を理解しあった二人は、二冊目の交換日記を始める。その内容はどんな内容だったのか。それは判らない。何故なら、二人は卒業式一週間前、真衣の一言により、学校を別々に飛び出してしまったから。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-04 01:00:00
267016文字
会話率:50%
ヒューマンドラマ/15禁
同じ高校に通う祐介と琴美の夢が、ひょんなことから交錯し惹かれ合う。
純粋な恋心を育む二人とは対照的に、大人の理論でしか接することが出来ない担任女教師、綾子。
担任の残酷な仕打ちに立ち向かう二人に待っている未来とは?
最終更新:2018-08-25 16:55:58
83474文字
会話率:54%
これは感情を知らぬ少女が異世界で心を育む物語
最終更新:2017-07-04 14:36:56
5245文字
会話率:17%
国立異能学園
本校の教育
校訓
『能力の強化・覚醒』
1 能力とは、知的能力、精神的能力、身体能力、異能の四つを意味する。
2 強化とは、一人一人が持っている優れた能力を伸長させるこ
とである。
3 覚醒とは、各人の持つ異能をさらに次の段階へと導き、新たな効果を発揮させることである。
教育の重点
1 生命や人権を大切にし、互いを思いやる心を育む
2 学力・能力の向上と異能の伸長を目指す
3 自主的・自律的な決闘を心がけ、豊かな人間性、社会性、異能の覚醒を培う折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-25 07:05:36
1967文字
会話率:37%
高校時代の夏の恋。主人公の千葉優紀に思いもよらぬ恋の話が舞い込む。
自然にスムーズにその恋の流れに身を任せた優紀。
そこから沢山の事を考える様になる。相手の気持ち。自分の気持ち。親の気持ち。自分と相手の将来。
純粋で真面目な恋をした事で、心
を育み…大人になって行く姿を描いている。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-10 12:10:47
12500文字
会話率:32%
ガンダム・ユーフォリアの編集者が書いた、きっちりしたストーリー、設定のある
★ソフトエロ付恋愛小説★
です。 当時、mixiでガンダム小説を連載するに当たって、練習で書いた小説の転載になります。
登場する4人のメインキャラは、プチS
Fの世界と関わる中で、恋愛に近い感情を持つようになっていきますが、そこは『Exchange Love』、なんと身体が『交換』できるように…。
彼らはそんな体験を経ながら、どんな恋心を育むのか、育まないのか…?
章ごとに視点が変わる他、読者の方によって結び付いた人物が違って感じる(マンチエンディングみたいなものです)ように誘導するなど、やや読みにくい所がありますが、ご容赦下さい。
なお、手厳しい物でも構いませんので、感想を書いて頂けましたら幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-03-03 00:28:14
63083文字
会話率:49%