「婚約解消するよ、フリーディア」ある日突然、私は婚約者の第二王子殿下から、もう決まっているかの如く告げられた。え?はあ、別にいいけど。
最終更新:2025-03-06 20:00:00
3545文字
会話率:41%
「なんということだ。愛娘がゲーミングカラー白豚王子の婚約者になるなんて……」
筆頭宮廷魔術師アルジーベ公爵は国王の命で、愛娘三人のいずれかを第二王子の婚約者にすることになった。しかし第二王子は数多の令嬢を追い返した、ゲーミングカラーに発光し
ている偏屈な引きこもりだったので、アルジーべ公爵は頭を抱えて寝込んだ。
白羽の矢が立ったのは過去に婚約破棄された出戻りの次女グレイシア。
主張の強い姉妹と違い、銀髪灰瞳で目立たず、おっとり物静かな令嬢だーー黙って座っていれば。
生まれつきの不運と能力を持て余すツンデレ白豚王子。
『氷砕の剛腕令嬢』の二つ名を持つポンコツ赤点令嬢のグレイシア。
そんな二人がありのままのお互いを愛し合うようになる話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-02 09:45:40
38128文字
会話率:47%
婚約者の浮気により、突然婚約破棄をされた男爵令嬢ミーア・バンプキンは、学園の図書室で机に突っ伏して落ち込んでいた。すると、頭上から彼女を労るような優しげな声が。不思議に思い、顔をあげた彼女の前に現れたのは、40年前に亡くなった筈の、かの英雄
と名高い騎士であり公爵嫡男のマーリオ・ビスコンティーヌの生き霊だった。
彼は一風変わった性格で———
『アタシがアンタをとびっきり美しくなる様に磨いてあげる。それからあの元婚約者をオトしてこっぴどく振ってやるのよイーヒヒヒヒヒヒーーーッッ!!』
「ええ……」
———オネェ、だったのだ。
これは、芋っこ令嬢ミーア・バンプキンと、麗しの貴公子マーリオ・ビスコンティーヌ(生き霊)が立ち向かう、ゆるっとした逆襲の物語、なのである。
※ついでにオネエの秘密も紐解かれます(割と早めに)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-20 20:17:25
139094文字
会話率:55%