『無崎くん』は、顔面が怖すぎるせいで、周囲から『絶対に怒らせてはいけない宇宙一のヤクザ』と恐れられているが、実は顔が怖いだけで、中身は『どこにでもいる、鬼コミュ障でガチオタクの高校生』でしかない。
無崎くんには、顔が怖い以外にも、一つ突
出した特徴がある。
それは、『銀河一の叡智(えいち)を持つ宇宙人』に寄生されている事。
無崎が、気絶したり、危機に陥ったりした時、その宇宙人は、無崎を守ろうと、無崎の体を一時的に支配する。
宇宙人は、すべての面倒事を完璧に処理していき、そして、その功績は、すべて、無崎の手柄となる。
顔が怖い事と、宇宙人に寄生された事により、無崎は、全く望んでいない『学園異能バトル』に巻き込まれ、そして、無自覚に覇権をワシ掴みしていく事になる。
――この物語は、中身コミュ障オタなのに顔が怖いせいで、異常なほど過大評価されている高校生『無崎』が、自身に寄生している宇宙人による御節介極まりない献身のせいで、知らん内に、どんどんと成り上がってしまう無自覚サクセスストーリー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-24 04:51:34
158279文字
会話率:32%
ユーレイは見つけ次第すぐに成仏なり昇天なりさせる、ということが絶対に正しいとは思わない。残っていたいというなら残っていてもいいと思う。だから成仏云々に関係なく、やりたいことのお手伝いができたらいいな、と御節介にもウチはそう思う。
そんなわけ
で、すれ違うことしかできなくなった二人の間に分け入ろうと、今回もウチは手を挙げる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-11-17 12:09:27
39117文字
会話率:33%
忍者を目指す少年逢井晴は里で嫌われていた。人間関係がうまくいっていない中、里から省かれている思いをしながらも一人でこっそり強くなろうと見返してやる気持ちで修業しているところを幼馴染の妹である御節介な少女桐那岐絢乃と毎日の様にちょっかいされ続
けられる日々を送っていた。
ある日、たまたま行き当った吸血鬼に魅入られた少女アセロラと出会った。その少女は突如、晴が里で嫌われている理由とつながる話を伝えられ自分の正体がなんなのかを伝えられる。そのことで裏切られた気持ちになった晴の目の前に絶望とも言える出来事が降りかかり晴の運命が一変してしまう。
そして晴の忍者としての道筋の岐路を今成長を物語る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-01-28 00:00:00
98606文字
会話率:41%
ひとを呪わばあなふたつ
ひとつ帰せばあなひとつ
ひとり呪えばひとりが幸せ
ひとり呪いつづければみなが幸せ
だから呪われるわたしはみなの幸せ……
だから呪われたわたしは幸せ?
――わたしを愛してくれる人なんてい
ない。
――僕を受け入れてくれる人なんているのだろうか?
守野青羽。高校一年生は、つい先日、クラスメートの三森水穂に告白して振られたばかりであった。
彼は一見極普通の少年であるが、実は病的なまでの御節介焼きで御人好しであった。
青羽は夏休み前日の登校日に、その身に醜い傷跡を負った、眠りに就く少女と出会いを果たす。
しかし、青羽は少女を助ける際に、異形の鴉によって左腕に呪いの傷痕を刻まれてしまう。
助けた少女の名前は灰羽鳥子。高校二年生。青羽よりも頭半分ほど背の高い、大人びた少女であった。
鳥子は一族の者が抱える呪いを、贄の儀により、醜い傷跡としてその身に刻むことで肩代わりする役目を負った呪巫女であると言う。
青羽の腕に刻まれた呪いを己の身に移すため、鳥子は青羽に同行を強いるのだった。
生まれも育ちも、通う学校すらも違う二人。そんな二人が織り成す、一夏の逃避行が始まる――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-02-12 17:00:00
265281文字
会話率:30%