早起きは三文以上の徳
最終更新:2023-01-06 09:58:45
1539文字
会話率:5%
奈良と大阪の稜線にある葛城山で出会った若い男女が意気投合してやがて結婚。
それから十年、二人の男の子にも恵まれ、順風満帆に暮らしていた筈が、妻が突然の病に襲われ、さらに他の病気にもなって一変する
パーキンソン病と言う病と緑内障と言う難
病であったが、家族が団結して妻を助ける。
それから夫は小説家志望であったが、妻の病気がもとで生活のためにペンを置き、アルバイトを繰り返す。
見かねた妻は家族で何もかもが始まった山葛城山へ行くことを決意し、そしてさらに家族を思い他のことも決意する。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-28 16:35:29
60175文字
会話率:41%
幕末の頃、今の奈良県御所市に当時日本初の女医がいた。彼女は、天誅組事件で首謀者の一人だった吉村寅太郎の傷を、逆賊でありながらも恐れずに治療した。天誅組の蜂起は失敗に終わり、彼らを支援した人々も犠牲になった。明治時代の夜明けを見ることもなく、
日が昇る前にあらわれる幻のような光(かぎろひ)のように消えていった人々である。女医はその後も、一生を医業に捧げた。
この作品はアジア文化社「文芸思潮」作品の広場にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-03 08:40:37
17530文字
会話率:36%