遅くなった帰り道、唐突に足がすくんだ。
目の前の夜闇の中に感じた得体のしれない恐怖。
けれどそれは、取り憑かれた恐怖のほんのごく一部に過ぎなかった。
行きはよいよい帰りは怖い。
行くなと言われる場所には訳がある。
行くならどうぞ自己責任
で……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-24 14:25:27
6003文字
会話率:22%
真二郎は、結婚のために、机の整理をしていて、1枚の写真を見つける。
自分と女性が一緒に写っている写真だ。
その裏には、「生まれ変わったら、一緒になろうね。」という文字が書かれていた。
しかし、真二郎は、その写真についての記憶が全くなかった。
友人に相談すると、実は、真二郎は学生時代に、ある女性と心中事件を起こしていて、その写真は、心中する前に撮られたものだった。
しかし、真二郎には、その記憶もない。
家に帰ると、婚約者のマリ子がいて、そのマリ子が、心中事件を起こした写真の女性であることを知る。
彼女は、死んで、生まれ変わって、また真二郎の前に現れたのだった。
しかも、今度は、写真の約束通り、結婚する予定なのである。
それを知った真二郎は、得体のしれない恐怖を感じた。
真二郎か分かれを考えた時、マリ子は、真二郎と永遠に一緒になる方法を思いつく。
それは、真二郎を殺して、また生まれ変わったときに、一緒になる方法だった。
しかも、今度は、絶対に別れられない関係になる方法だったのである。
大人の童話
エブリスタとカクヨムにも、同じものを投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-20 07:24:55
7975文字
会話率:24%
その日、とある高校では長かった試験が終わりを告げた。しかし、日直だからと悠飛(ユウヒ)と菜々は学校に残り、教師の手伝いをしていた。その内に雨が降り始め、すぐに嵐へ変わってしまう。
昼間だというのに薄暗い校舎内。
歩いて帰る事の出来なさ
そうな天気に職員室へ向かったが、職員室からは何の音も聞こえてこなかった。
得体のしれない恐怖に、日常が、一瞬にして非日常へ変わる――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-17 23:21:31
124087文字
会話率:41%
東海林 早苗(とうかいりん さなえ)の故郷には、冥婚の慣習がある。
未婚のまま死んだ子を、絵馬の中で結婚させ寺に奉納する、「婚姻絵馬」と呼ばれる慣習が。
結婚の報告に、婚約者と共に10年ぶりに郷里に戻った早苗は、自分がいつの間にか、別れたか
つての恋人の冥婚の相手にされていたことを知る。
「重婚は、許されない」
そして、得体のしれない恐怖が、早苗を襲う。
その恐怖の正体は心霊なのか。生きている人間の狂気なのか。
※この話は作者の故郷に実在する慣習を元にしたホラーですが、完全にフィクションです。実在の人物・及び土地は関係ありません。
※慣習も適当に弄ってあります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-09-25 22:48:30
104684文字
会話率:30%
数年前、交通事故で瀕死になったが、後遺症もなく学校生活を送る千花。しかし数か月前からある悩みが……。それは、誰かに見られている気がすること。得体のしれない恐怖に怯えながらも学校に通えるのは絶賛片想い中の先輩と、親友の存在があるからだった。
ある日学校の帰り道で、不良に乱暴されている先輩を見掛けたが事なきを得る。が、安心したのもつかの間でなんと翌日その不良が転校生としてやってきて……!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-09-25 11:03:11
15419文字
会話率:21%
“私”は真っ暗な場所にいた。
でも“私”はこんな場所、知らない。
最終更新:2014-08-24 21:46:16
1147文字
会話率:4%