ある宗教家の家に生まれた少年――終太郎は16歳という若さでその生涯を終え、気づけばこの世からあの世に行くための窓口である【常世人の待合室】にいた。可愛らしい見た目のわりに口の悪い新人役員――リインの案内のもと、終太郎はあの世の住人になるた
めの手続きを進めていくが、そこへ「終太郎の相棒で【ステータス】」を名乗る美少年――ソウシが現れ、終太郎を異世界へと連れていってしまう。
生前に重犯罪をおかした罪人たちが、あの世の住人となる前に心身を更生させる目的で送り込まれる世界――それが異世界。終太郎は善人であるにも関わらず、誤ってその転生手続きの書類にサインしてしまったのだ。しかもそれは、ソウシが仕組んだことだった。
「俺とバディを組んで、この異世界で生きてほしい」
能力値からHPやMPに至るすべての数値が99999の最強ステータス、ソウシ。バディに選ばれた終太郎に待っているのは楽々スローライフか、それともドタバタ冒険か。人とステータス、異質なバディが異世界を謳歌する。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-11 23:08:17
176934文字
会話率:64%
本を手放した。売るのでも譲るのでも捨てるのでもない、こんな本の手放し方があるよ、という提案です。
最終更新:2025-01-05 23:41:35
1094文字
会話率:0%
待合室で、ちょっと暇だったので連作。
キーワード:
最終更新:2024-12-21 10:00:19
258文字
会話率:0%
以上3作、あまりに暇な病院の待合室で書きました。
キーワード:
最終更新:2023-06-03 10:21:27
275文字
会話率:0%
昨日が手抜きたったから、というわけではなく、昨日病院に行って、待合室で待ってる時間がやたらと長いもんだから、書いてしまった文章です。
いつものことですが、最終的に、対象相手への、ファンレターみたいな文章になっちゃうんですよね。
最終更新:2019-02-24 08:22:59
2332文字
会話率:5%
この待合所は終わったモノ、忘れられたモノが流れ着く場所。次に向かうまでの休憩所。
星が待つところ。
キーワード:
最終更新:2024-11-27 10:35:04
220文字
会話率:29%
この待合所は終わったモノ、忘れられたモノが流れ着く場所。次に向かうまでの休憩所。
星々が集まって大きな渦を巻くように、小さかった待合所は町のように大きくなった。
星が待つところ。
最終更新:2024-11-26 16:16:16
230文字
会話率:0%
冬の寒いバレンタインデーの日、一人のサラリーマンが郵便局に向かっていた。無くしたキャッシュカードを再発行するためだ。郵便局の待合室で待っていると、突然数名の警察官に取り囲まれた。「あなたは、オレオレ詐欺の出し子ではないですか?」と言われて
、警察署まで連れて行かれて取り調べを受ける。結局、犯収法違反で拘留されることになった。
それからは、初めての拘留生活が始まった。拘留は十日間の延長があり、合計で二十日間となるが、初めての牢獄生活に苦しんだ苦悩を描く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-07 09:54:28
20948文字
会話率:0%
診察を受けた僕は、待合室で移送車が来るのを待っていた。
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最終更新:2024-07-28 03:19:55
2300文字
会話率:39%
雪が降るなか、失恋した男が訪れる、バス停の小さな待合小屋。小さな出会いが男を変える。
最終更新:2024-07-24 12:18:05
1934文字
会話率:0%
――君と過ごすこの瞬間が、永遠には続かないことを俺は知ってる。
煙草のにおい、くすんだ蛍光灯、雑然とした音楽スタジオの待合スペース。無垢な彼女の笑顔を、楽譜越しに盗み見ながら。
/外部の企画:匿名現代切恋企画(切ない現代恋愛をテ
ーマにした短編を出し合う企画)に参加させていただいた作品です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-22 14:34:07
3877文字
会話率:37%
深夜に散歩をする”私”。誰もいない駅の待合室で、好きなミュージシャンの音楽を聞く。
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最終更新:2024-06-20 22:08:13
1249文字
会話率:9%
少数派、マイノリティの声がより響くようになった世の中。生きる自由に死ぬ自由、どんな人間であっても、その人権は尊重されるべき。死ぬ権利もまた尊重。そうして、世界の多くの国々で安楽死が認められることとなった。
『ようこそお越しくださいまし
た。あなたにとって、良い旅立ちとなりますように』
安楽死施設、ユーサネイジア・センターに青年は足を踏み入れた。
どこからか流れてきた自動音声に出迎えられ、青年はそのスピーカーがあるであろう方向へ顔を向けた。しかし、見つけることができず彼は、ふん……、と鼻を鳴らした。緊張を隠すための虚勢だった。声がした瞬間、ビクッとしたことが恥ずかしかったのだ。
前を向き直した青年は、正面にある受付カウンターに座る女と目が合った。女はニコッと微笑んだ。カウンターには照明が備え付けられているのだろう、その光が女の皺に影を落とした。
青年は口角を上げようとしたが、やめて、目だけで辺りを見渡した。
病院の待合室。あるいは大企業のロビー、それか最先端の研究所といった雰囲気だ。黒い大理石のタイルの床、壁は白。青年の後ろ、建物の正面部はガラス一面で、太陽光を大きく取り込んでいる。
受付カウンターへ歩き出した青年は、ちらりと後ろを振り返った。
平原とその奥に雑木林が広がっており、一本の灰色の道路が伸びている。その上を走るバスの後部が見えた。
青年は前を向き直した。鼻から息を吐く。臆したのではないと示すように。
「ようこそお越しくださいました。安楽死をご希望の方ですね」折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-06-10 11:00:00
5855文字
会話率:40%
自宅アパートのドアを開け、外に出ると頭上から降り注いだのは陽光ではなく、蛍光灯の光。そこは病院の待合ホールような場所だった。そう広くはなく、どこか穏やかな雰囲気。しかし、それは精一杯演出されたもののような、そんな印象を抱く。
小児科、そ
れよりは控えめ、というより暗い。そのことからここは老人ホームであると、おれは思った。以前、祖母に面会しに行った時の記憶の残滓から生成されたものだろう。
職員が二人、会話している。と、思えばおれを見て手招き。しかし、おれは背を向け出口に向かった。華がない世界だ。この筋書きに付き合うつもりはない。
自動ドアを通り、外を出て辺りを見回す。
林に囲まれ、道路は一本のみ。灰色の蛇のよう。それがずっと先まで続いている。……と、車がこっちに向かってきた。黒い車。リムジンのような。
「どうぞ、お乗りください」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-10 11:00:00
2191文字
会話率:54%
体調を崩した彼女はいつも行っている病院が休みだったので、急遽別の病院を探した。そこは山沿いに在る病院だった。初めて行く病院だったので、タクシーで向かう。運転手に病院の事を尋ねると運転手はなぜか怪訝な表情を見せた。病院に到着し、初心手続きを済
ませ待合室で待っていると同姓同名の人が呼ばれた。しかし、その人は診察室から出てくることは無かったのである。気になった彼女は窓口の人に尋ねるも、そのような人はいないと言われてしまう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-27 14:29:02
501文字
会話率:0%
主人公 秋奈が通う高校には、他の学校と違う七不思議がある。それは、〝第3金曜日のみ北校舎屋上に別世界が現れる〟というものだった。クラスメイトの提案で第3金曜日に北校舎屋上に行った秋奈は、1人だけ別世界へと誘われる。だがそこは、病院の待合室だ
った。その病院の案内人だと名乗る青年と出会い、秋奈は様々な人間の人生を知りながら、秋奈自身の事も知っていく物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-21 16:11:35
485文字
会話率:20%
ある日、僕は病院の待合室で声を掛けられる。
「私の彼氏になってくれない?」
100日後に死ぬ彼女の100日だけの恋人。
これは100日を精一杯生き抜く君と101日目まで生きるはめになった僕の物語。
最終更新:2024-02-16 21:08:33
3283文字
会話率:38%
病院の待合室で女医は珍しい医者の姿を見てしまった。
一人の女性(患者だろうか)と医者が話しているのだ。
不妊で病院に来た女医の患者のカルテを見て女性は驚いた、夫である男を知っていたからだ。
不妊ではないかと病院を訪ねてきた女性は過去(医
者の知人に)に似ていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-11 14:21:55
3045文字
会話率:38%
病院の待合室での隣の席から嬉しい情報ゲットの僕。たこ焼き買った僕の昼ご飯は…。
最終更新:2023-11-27 13:39:24
578文字
会話率:39%
この世界ではそれが日常。言葉遊びから生まれた、奇妙な世界の一風景。その藪医者の待合室は、先客であふれかえっていた―――
最終更新:2023-10-14 21:31:27
1773文字
会話率:57%
甘酸っぱい空間にワープした瞬間
最終更新:2023-09-07 10:19:33
624文字
会話率:0%
いつもどおりの朝、家を出て仕事に向かう中、気がつくと病院の待合室にいる主人公。記憶を辿り、思い至ってはある人からこう切り出される。
ーきみは今、物体として存在していないー
やり残したことをいろいろと考えた末、主人公は再び同じ朝を迎える……
最終更新:2023-08-15 11:15:09
16963文字
会話率:17%
2023年夏ホラー参加作
待合室で終電を待ってたんだ
1人のはずだったんだよ
電車が来たから立ち上がって乗ろうと思った時に気づいたんた待合室の隅にお婆さんが1人、座っていたんだ
とにかく来た電車に飛び乗ったんだ
動きだした電車から待合室を
みたんだけど誰もいなかった……
いや、あれは心底ゾッとしたね折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-01 22:03:01
13876文字
会話率:39%
ヴァルデック王国の王都にある小さな診療所を営む、心療内科医のヘムルート・ブラウンは、過去に酷い失恋をしてから、人を深く好きになれなくなった。
だけど、周りの人間は放っておいてくれなくて、商家である実家から見合いの話が来たり、医者という
肩書に惹かれて妻になりたいとハニートラップをしかけられたりしたことが原因で、人間関係が拗れに拗れて、一生独りでいたい、誰にも関わって欲しくないと殻に閉じこもる様になってしまったのだ。
そんな人間関係に疲れた頃、孤児院の制服を着た少女が、ヘムルートの診療所にやってくるようになる。少女は目的があるわけでもなく、毎日のようにやってきて待合室にいて、診療時間が終わる頃に帰っていく。
さして興味もなく、少女の勝手にさせていたヘムルートだったが、好奇心で彼女にここにいる目的を訊いて、予想外の答えに困惑してしまう。
少女に声をかけたことをきっかけに、ヘムルートと少女との運命の歯車が噛み合い、回り始める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-03 13:30:42
99374文字
会話率:54%