公爵令嬢エミリア・ブラウンは、突然前世の記憶を思い出す。
この世界は前世で読んだ小説の世界で、泣き虫の日本人だった私はエミリアに転生していたのだ。
小説によるとエミリアは悪役令嬢で、婚約者である王太子ラインハルトをヒロインのプリシラに奪われ
て嫉妬し、悪行の限りを尽くした挙句に断罪される運命なのである。
だが、記憶が蘇ったことで、エミリアは悪役令嬢らしからぬ泣き虫っぷりを発揮し、王子とヒロインを翻弄する。
どうしてもヒロインを排斥できないエミリアに代わって、実はエミリアを溺愛していた王子がヒロインに罠を仕掛けていく。
それに気づかず小説通りに王子を籠絡しようとするヒロインと、その涙で全てをかき乱してしまう悪役令嬢と、間に挟まれる王子様の学園生活、その意外な結末とは――?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-25 06:00:00
160928文字
会話率:39%
ノーストン王国第二王女、エリザベス・ノーストンは剣の才能に恵まれた快活な少女。
ある日、エリザベスの前に現れたのは、彼女の剣の師・ゲオルグの孫のブルーノ。気弱な彼と対戦するも、エリザベスは人生初の敗北を味わう。見た目と違い、剣の実力が確かな
ブルーノをエリザベスは気に入り、文通友達になり、互いに成長していく。
それから七年、ブルーノから異民族討伐に参加する内容を手紙でと知らされ――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-27 18:26:35
8446文字
会話率:42%
僕の愛する彼女は幼馴染だ。そんな彼女の黒髪黒目が、ある日真っ青になった。髪と目のせいで家族に冷たくされたと涙を滲ませ話す彼女を見て、僕に歪んだ感情がわいた――
最終更新:2014-07-22 19:00:00
2260文字
会話率:15%