私、伯爵令嬢ミレーユ•レイブは、王家の毒見役の家に生まれ、父親の厳しい指導の下、修行に明け暮れ、晴れて毒見役を継承しました。
ところが、身体が弱かった弟が、滋養強壮薬で元気になった途端、両親は長男教を発症し、長女である私を無視するように
なったのです。
弟が元気になったのは薬のおかげですが、その薬の主成分である稀少な薬草を採取したのは私でしたし、その薬は本来、王女殿下に献上するはずのものでした。
なのに母親から、「王女なんかより、ウチの息子だ!」と薬を奪われ、弟に投与されたのです。
しかも、そのボンクラ弟が、公爵家のご令嬢と婚約したからという理由で、家督を継ぐことになってしまいました。
そしてついに、息子を偏愛する母親から、言い渡されたのです。
「そのまま貴女が毒見役を続けて、弟に仕えなさい」と。
私はさすがに腹を立て、決心しました。
「こんな家族、見捨ててやる!」と。
さっそく王宮に出向き、「私の両親が王家に対し、謀叛を企んでいます。お取り潰しをお願いします」と言って、両親に謀叛の嫌疑をかけ、加えて、毒見役を放棄してやりました!
結局、毒見役は弟が引き継ぐことになりましたが、その結果、王家でも実家でも死者が続出することになりました!
母親が泣きながら戻ってきてくれと言ってるそうですが、いまさらです。
私は知りません!
※ざまぁ系のストーリーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-22 14:10:00
27784文字
会話率:20%
それは麦山小学校6年2組の子供たちのひそひそ話から始まった。最近、給食で出されているコッペパンの味が変わったというのだ。かれらはクラス一丸となってその謎を探求し、仮説を立てて実験し、ついにコッペパンの中に丘の上の製薬会社が開発した足が速く
なる薬「ムギヤマール」が混入されていることをつきとめた。秘密裡に人体実験が行われていたのだ。このコッペパンを食べた6年2組の子供たちはクラスマッチのリレーでぶっちぎりで一番となった。子供たちからこの情報を入手した冴えない自称ユーチューバーの板倉正は、「ムギヤマール」が体力や筋力を増強し、上官の命令に従う少年兵士を製造する薬として開発されたものだと推測するに至った。かれが「ムギヤマール」をユーチューブで紹介すると、爆発的なヒットとなった。そして世界中の秘密結社から「ムギヤマール」を売って欲しいという依頼が殺到した。板倉とパートナーの洋子は国内外の怪しい団体と交渉し、「ムギヤマール」を高額で売って大金を手に入れた。そして……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-15 00:00:00
64064文字
会話率:6%
これが最強の強精・強壮・回春秘薬だ。滋養強壮薬のディープな世界
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最終更新:2018-02-05 10:33:16
2448文字
会話率:0%
現代の万能薬、滋養強壮薬とは何ぞや?
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最終更新:2016-01-06 16:25:22
2657文字
会話率:0%