伯爵令嬢オリヴィア・ヴィルスティリアには、前世の記憶がある。彼女の記憶によれば、ここは乙女ゲームの世界であり、オリヴィアは悪役令嬢であった。
「可愛い妹の泣き顔を見るのが、わたくしの幸福でしたの」
ヒロインである異母妹レイラへの愛を拗ら
せ、虐め抜き、シナリオ通りに婚約破棄と断罪をされた彼女は笑う。
自分の婚約者だった王子と結ばれる妹の幸せを、心から信じて。
修道院に入ってエンディングを迎えた悪役令嬢は、妹との思い出を胸に、残りの人生を慎ましく生きる――はずが。
ある日、元婚約者のハロルドが彼女を訪ねて言うのだ。
「いい加減、目を覚ましてくれ」と。
「きみの妹は、もう、この世にいないじゃないか」と。
〈妹の真実を思い出せない悪役令嬢〉と〈この世にいない令嬢の遺志を継ぐ王子〉の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-15 22:42:13
42943文字
会話率:30%
※この作品はchapterの最初に自己紹介絵が、chapter連番毎にあらすじ絵が載っています。
神と人が互いに手を取り合っていた神代。神は人に魔法を与え、人は神に仕えた。
時は廻り、神は人を見守る様に離れ、人は神に与えられた知
識を元に生活を始める。神代魔法と神代技術の備わった道具を使っていた時代は、ある時代を境に一切なくなってしまった。
そして時は過ぎ、魔法大陸アステラスにある一つの鍛冶屋で、失われた神代の遺物を見つけた鍛冶屋の息子"エルミス"は、その失われてしまった技術を蘇らせるべく腕を磨き成長していく…――
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水曜日定休日ですが、稀にchapterの最後が水曜日の場合は木曜がお休みになったりします。
chapterの最初に自己紹介絵が、連番にあらすじ絵が必ず載っています。苦手な方はお気をつけて。
最初からとっても文章が長いです。活字好きのなろう猛者の方は、休憩時間の暇つぶしとしてお楽しみください:)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-17 19:00:00
599218文字
会話率:58%