――余の息子に最も相応しい者を連れてくるように。
偉大なる皇帝陛下が触れを出し、十一歳の皇子ラースの花嫁選びが始まった。
帝国最果ての孤島、スコークスラゥンが差し出してきたのは皇子より五つ年上の島娘、エディト。
身分差も年の差も物ともせ
ず、ラースはエディトの心に手を伸ばす。
「僕を置いていかないで! 約束しただろう!」
「嘘をついてごめんね、大好きな皇子様」
欲望と悪意渦巻く宮廷に生きる、淋しい皇子の破滅と救済の物語。
おねショタで始まる第一部と、タッチの差でラースが年上になる第二部からなる二部構成です。本タイトルと同名の第一部だけをお読みいただければ、救いのないバッドエンドとしてお楽しみいただけます。
本編55話+番外編折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-26 16:10:52
161537文字
会話率:33%
聖女のおまけとして異世界召喚された主人公の相羽 湊。
運良く魔法の才能を買われ、魔法師団に入団することができた。
異世界の常識に戸惑いつつ、数々の任務のこなすなか、公爵家の子息の家庭教師に任命されることに。。。
最初は心を閉ざした10
歳の公爵家の長男、ジルフォードに手を焼いていたが、次第に一生懸命で世話焼きな湊にジルも絆されていき、師匠と慕ってくれるようになっていった。
しかしそんな湊の魔法の才能に嫉妬した聖女が湊に言われのない罪を被せて現実世界に送り返してしまった、!?
現実世界に戻ってきた湊はそこで10年という月日を過ごし、社畜としての社会人生活を謳歌していたところ、また異世界に再召喚されたのだ。
湊を召喚したのは立派な美丈夫に成長したかつての弟子であるジルフォードだった。
ジルフォードはもう二度と湊を失わないようにと湊を囲い込み!?
あんなに可愛かった俺の弟子が執着ヤンデレ男に豹変して求愛してくる!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-26 06:57:22
614文字
会話率:19%