都落ちをして西に逃れた平家を、源氏をはじめとした坂東武者たちが追い詰める。その転落の一途をたどることとなった緒戦・一ノ谷の戦いで平清盛が四男、平知盛が見たものとは。
◇
眼前には大海原が、背後には急峻な崖が聳えたつ、一の谷。
天然
の要害ともいえるこの一ノ谷を、平家陣もしっかり守り固めていたのですが……?
この戦いの勝敗の裏には、夜討ち、奇襲、法皇様からの書状などと言った様々な要因があったといいます。
そんな一ノ谷の戦を、平知盛の目にはどのように映ったのでしょう。
※本作は平知盛の一人称視点で語られますが、作者は歴史専門家ではないため、時代背景や構成、言い回し等甘い部分があるかもしれませんが何卒ご容赦いただけましたら幸いです。
※本作は平家物語を基盤に構成しておりますが、史実と異なる部分や創作の部分もございますので、あらかじめご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 20:06:30
26115文字
会話率:50%
時は源平が激しく争う世の中。
木曽義仲討伐の為に東北に出陣する平知章は、その途中で祭られていた狐の姫に出会う。
その姫との宴にて平家の勝利を祈祷したが、士気の低い平家の兵達によって、その狐は射殺されてしまう。
まるでその狐の祟りのよ
うに平家軍は倶利伽羅峠にて大敗。
その敗走に巻き込まれた知章を助けたのは、射殺された狐の姫だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-08-17 19:48:48
49423文字
会話率:25%