気が付くと季瀬さきみは平安風味の箱和という国の永安の都という場所にいた。状況がわからないうちにあれよあれよと刀を携えた男たちに囲まれていたところを露白という男に拾われた。舞台劇に熱を入れる以外は平平凡凡であるさきみは、帰る方法を見つけるため
に神に仕え不思議な術を扱う『かみより』の見習いになることにしたのだが、なぜだか男として過ごすことになった。――さきみの運命やいかに!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-12 22:00:00
35458文字
会話率:23%
名家の美姫として名が高い咲は、送られてくる文の一方的な内容に飽き飽きしてた。そんな彼女の元へ、一通の文が届く。
最終更新:2014-05-10 19:00:00
7796文字
会話率:34%
昔語りを始めましょう。これは笛を愛した少女と、それを愛おしんだ神霊の恋物語。
数えで13になる少女笹は、幼いころからの笛好きで毎日のように作っては吹いているため、両親や村人からは笛狂いと謗られていた。ある日、笛狂いのせいで嫁に行けなくなるこ
とを恐れた父に、家から放り出される。
泣きながらたどり着いた森の奥で出会ったのは、白い髪に瑠璃の瞳をした声を持たぬ少年だった……。
初投稿になります。暖かく読んでいただければ幸いです。
※カクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-08-14 21:21:31
48522文字
会話率:23%