[あらすじ]
今より少し未来のお話。
綾瀬重工の御曹司、正蔵は営利誘拐されそうになっていた。それを助けたのは美少女アンドロイドの佳乃椿だった。叔母の口車に乗せられ椿の所有者となった正蔵だが、彼女の美貌に惚れ込んでしまう。
そんな時
、大学周辺で大規模なネット障害が発生する。
それは、異星人が引き起こした策略だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-01 06:00:00
166330文字
会話率:63%
旧い文明と共に一度世界が死んだ未来の地球の物語。
四つの古い大陸が沈んで五つの新しい大陸が浮上し、人々が暦を刻むことすら困難になった〈大崩壊〉を経た地球。黄金色の月が砕け二つの新たな〈赤い月〉〈青い月〉を天に戴くようになった大地。
ほ
んのわずかに残された旧文明のかけらを手がかりに、膨大な時間をかけて再びの文明を築き直していった。
やがて、途絶した西暦に代わって新たな暦が定められ、人類はその手にもう一度歴史と世界を取り戻した。
……取り戻した、そのはずだった。
新たな世界を侵食しようとする旧世紀の愚行の残骸。
そんな緩やかな絶望が影を落とそうとしていた時代にも、人類はたった一つの微かな希望をその腕に抱いていた。
その名はフェイリス。
少女の姿を与えられた人工機動生命体。人々に作られ、人々に寄り添い、人々と共に歩むもの。
〈悠暦〉〇一九九年四月、ゼファート国主要都市の一つユーラスト市。
高校の始業式を迎えた少女、クリスは始業式の真っ最中にかつて旧世紀に作られた巨大生物兵器の慣れの果ての襲撃に遭遇した。
荒れ狂う火龍の姿をしたその魔獣はビル街を玩具のように薙ぎ倒し、迎撃に飛来した戦闘ヘリをも圧倒しクリスに迫る。そのクリスの危機を間一髪救ったのが、電子の装甲に身を包んだ人工機動生命体・フェイリスの少女だった。
たった一人で火龍を撃退し、正体を明かさず去って行ったそのフェイリスに強い運命のようなものを感じたクリスは後日、ようやく再開したクラスに遅れてやってきた一人の女子生徒と出会う。どこにでもいる普通の少女のようでいて、しかし強烈な既視感をクリスに与えたその少女――望とクリスとの出会いが全ての物語の開幕を告げるベルとなる。
この物語は少女たちが成長の中で出会う、友情と恋、裏切りと嘘――そして宿命との戦いの物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-09 13:50:29
224706文字
会話率:46%
世界中の天才科学者で構成された、圧倒的な化学力と軍事力を保有する秘密結社管理者は、全世界に対し宣戦布告した。
圧倒的な力を持つ管理者たちの生み出した巨大生物兵器、監視者の前に人類の抵抗も虚しく、次々と生存圏を奪われていった。
そんな圧倒
的な力を持つ管理軍に対し、たった一人で復讐に燃える男がいた。
その男の名は……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-10 04:39:39
7678文字
会話率:57%
人類の最終戦争から二十一年。人々はしぶとく生き延びていた。
汚染された大地により全ての植物は悪臭を放ち、動物たちはその植物を食べることを拒否し、絶滅していった。
人々は臭みを特殊なカレー粉によって抑えてのみ、食事をしていた。
肉と呼べるもの
は戦時中に生み出された巨大生物兵器、マルチフードのみ。
希望を求める人々は、カレーだけを食べて生き延びていた・・・。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-12 00:00:00
38300文字
会話率:42%