主人公竹久水琴は高校生であったが親から期待されていないという現実を背負っていた。今まで友人関係は良好だったものの、あるたった一人の友人吉田によって全てが崩れ去った。日々強いストレスを背負っていたある日、一度に不幸が重なってしまった。
ゲーマ
ーの水琴は好きだったゲームをつまらなく感じてしまう。それがひと押しとなり水琴は吉田と縁を切ろうと覚悟を決めた。
次の日、意気揚々と出たにも関わらずそこはいつもとは違う暗い空洞の景色が広がっていた。
理解する間もないままその場にいた冒険者達に助けを求められる。しかし水琴はなんの力も持ち合わせていなかった。
勝手に転移させられた上にハズレ呼ばわりされ、この場に一人取り残されてしまった水琴。犠牲を一人置けば他のものは助かるという置き言葉と共に。
四体の巨人像。蔓延る数多の魔物。
自分だけ、どうしてと水琴は理不尽を叫んだ。殺された水琴が目を覚ますと暗い空洞の世界にいたままだった。
ーー繰り返される死が水琴に訪れる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-17 23:48:25
153257文字
会話率:59%
※こちらのストーリーは、「勇者に相応しくないと勇者を解雇されたので、辺境の地へ逃げることにしました」の第一章から第四章までの内容を含みます。まだ読んでいない方には、そちらからお読みすることをおすすめします。
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勇者の初期パーティとして獅子奮迅の活躍をし、遂には長らく倒せていなかった魔王軍幹部の一人であるジュペッタを討伐した【勇者】のバロウ・テラネイア。
しかし、その戦い方は死をも厭わない特攻だった。
それを見過すことが出来なかった神の一柱に「勇者に相応しくない」と勇者の力の根源である【紋章】を取り上げられてしまう。
紋章が無くなり弱くなったと自覚したバロウは、魔王軍と戦う最前線から逃げるように遠く離れた辺境の地ミシネリアまで義理の妹のメノア・テラネイアと共に逃亡する。
しかし、バロウとメノアを次々巻き起こる事件が襲うのだった。
その一つで仲間になったのが元奴隷のロゼ・ツァイドラー。
彼女は、奴隷としてバロウを殺そうとしていたが、バロウの説得によって殺しをやめる。
元勇者のバロウを狙う者がこれからも現れる事を危惧し、再び旅を始める。
旅の途中で人造人間(ホムンクルス)のポロと必然の再会を果たして四人のパーティを結成。
バロウの仲間は他にもいる。
大山健太、異世界から来た高校生。
ゾアス・ラートン、面倒見のいい常識人。
ラキウス・エンドマン、お調子者の自由人。
ユリン・タナテル・シャーロット、未来を見ることの出来るエルフ。
アモーラ・サーベル・インバート、バロウを愛していると豪語するエルフのプリンス。
カナリ(以下略)、スリット王国の国王代理でもある知識に富んだ獣人。
ティラ・シライズ、色々企てるカナリの秘書。
そんな仲間たちと敵対する組織と対峙していくのだが、戦いの中で自信を失くしたバロウは、師匠の下を訪ね、修行を受けることに。
修行をしていたある日、バロウはとある旅行券を貰う。それは近年、観光地として栄えている楽園――ブリリアンアイランドへの切符だった。
日頃の厳しい修行で傷付いた体を癒す為、皆と共にブリリアンアイランドへ足を運ぶことにするのだが、
そこでは救いを求める少女や、かつてない野望を目論む者達が待ち構えているだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-22 06:00:00
101695文字
会話率:36%
西暦1927年5月、アメリカ大陸では、「北アメリカ帝国連合」と「海洋連邦機構」の2つの国に分かれていた。アメリカ大陸統一を目指す゛北アメリカ帝国連合゛は、大陸の覇権を巡り、゛海洋連邦機構゛に宣戦布告をした。゛第二次アメリカ大戦゛の勃発である
。後にこれは゛神話の戦争゛と呼ばれる戦いの始まりである。
二つの部隊の視線から描いた、オムニバスストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-01-16 00:59:43
839文字
会話率:53%