玖美の眉毛は綺麗な三日月型。
デパートの化粧品売り場でよく声を掛けられるが、今まで足を止めたことはなかった。それが今日はどうしたことかふと止めてしまった。
功一との待ち合わせまで時間の過ごし方に困っていたからかもしれない。
スタッフは眉月
を活かしたメイクができたと自信ありげだが、玖美は特にいいとは思わなかった。でも眉毛の描き方を習ったのはよかったかも、玖美はそう思いながら功一との待ち合わせ場所まで急ぐ。
楽しみにしていたオーストラリア旅行へ行く日が近づいている。
きっとこの旅行は、想像していたのと少し違う旅になるだろう・・・。
PIXIV とエブリスタにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-23 20:16:01
9774文字
会話率:37%
何気ない日常を送っていた僕はある日、彼女と出会う。彼女はほかの女性とはまるで違って僕には見えた。儚くて歯がゆい少し大人の恋愛に翻弄される僕。いつかくるであろう残酷な未来に少しずつ足を運びながら。淡い期待に夢を乗せて。
最終更新:2017-04-23 09:04:00
28250文字
会話率:8%