咀嚼するように読むふたりの距離。
神保町の喫茶店、鎌倉の古民家カフェ、地方出張先のホテルの窓辺、そして六畳一間の台所。
どこであっても、ふたりの会話は途切れない。
感覚で話す彼と、構造で考える彼女。
遠回りする問いと、核心を突く答え。
価値観もテンポも違うのに、なぜか呼吸は揃っている。
味噌汁に資本主義を見出し、マスタードに感情を重ね、月の光に安心を覚える。
そんなふたりの、哲学でも恋でもない、それでも確かに誰かといた時間の記録。
すれ違いも沈黙も、言葉の余白に変わるとき——
これは、日常のなかで心を寄せ合う“凸凹なふたり”の静かな対話の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 09:35:34
7280文字
会話率:42%
魔王と勇者の対比構造が当たり前になっている今の異世界モノ。
その理由となるような伝承を書いてみたかったというだけで深夜テンションで書いたものです。
簡単な妄想程度でお楽しみください。
最終更新:2023-10-28 15:10:18
1698文字
会話率:21%
床に胡座をかいて、天井にのしかかられる生活。
変わらなければ、変えられないもの。
変わってしまえば、変わらざるをえないもの。
変わらなければ、気づかないもの。
変わってしまっても、気づくのかわからないもの。
最終更新:2023-07-06 07:00:00
488文字
会話率:0%
おれが雫をひとつ垂らせば、むこうは文句かこうべを垂れる。
最終更新:2023-07-04 07:00:00
370文字
会話率:0%
ちっぽけな孤島も、でっかい大陸も。
どちらも、おまえには不釣りあいだ。
最終更新:2023-01-23 07:00:00
283文字
会話率:0%
私は今、大変困った状況にいる。
彼氏についてあることに気づいてしまった。
どうやらこいつは、肝の据わった男でもなんでもなく、ただの勘違いバカ野郎かもしれない。
ブラック企業で消耗しきったOLが念願かなって退職して自由の身になったと思ったら、
彼氏が依存系のメンヘラなのではないかと疑い穏便に分かれる方法を模索することに。
主人公は無職の身で偉そうなこと言ったり、対比構造のためにちょっと過激なこと言ったりします。
ご注意あれ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-05 06:00:00
1746文字
会話率:49%