アビィナは気づくと知らない部屋に居た。部屋の外が騒がしい。「西のアビィナが婚約破棄された!」と、嬉々とした使用人たちの声が聞こえる。「え? わたし婚約破棄されたの?」呟いた声は、自分のものではなかった。身体を入れ替えられてしまったらしい。
今は、東のマフメラの体のようだ。
小国の王は息子のために後宮を用意した。というのは建前で、近隣の貴族の娘を人質として差し出させる目的だ。アビィナはブランジ家の人質として後宮に暮らしていたが王の息子レイヴンの寵愛を受ける身となっていた。
マフメラの体に入れられたアビィナの元へ、レイヴンが訪ねてきた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-08 12:04:01
4848文字
会話率:35%
ワームウッド王国の伯爵令嬢であるルティシミアは14歳の時、後宮に側室として召し上げられた。
寵愛争いばかりしている公爵&侯爵令嬢や部屋に引きこもっているかと思いきや、使用人の格好をして何故か城内をうろつく男爵令嬢……などなどの濃いメンバーの
中で三年間。目立たぬよう何とか後宮の中で生きてきたルティシミアには、ある夢があった。それは、ここを出なければ叶わぬ、貴族令嬢にしては些細で小さな夢。
しかしここは後宮という鳥籠の中だ。入ったらもう出られない……はずだったのだが。ルティシミアが17歳になったある日、彼女に一つの知らせが届く。それは、ルティシミアの全てを変える一つの転機となったー……。 これは、ある貴族令嬢が人知れずハッピーエンドを迎えるまでの物語。
《本編終了後、番外編を書く予定》
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-08-30 13:28:43
16899文字
会話率:19%