机上の空論なんでもありの糞トリック大連発。オーバーテクノロジーや超能力犯罪ですらゲームの俎上に出題できる、それが模倣者達の密室殺人ゲームだ! 連作短編としても読めるけど、出題順やどうでもいい雑談の全てが伏線として作用するとんでもないギミック
が用意された長編推理小説。歌野晶午さんへ捧げるオマージュです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-01-15 23:27:08
78566文字
会話率:40%
主人公の美沙は、三十二才の専業主婦である。
夫で同い年の政晴は、東和大学付属の救急救命センターの脳外科医である。結婚して六年目、まだ子供のいない二人は都心近郊の公団の賃貸高層マンションに住んでいた。
美沙の高校の同級生の由香里は、とて
も華やかな印象を与える美人で、まだ独身であった。夫と同じ大学の医学部の付属病院に勤めている女医であり、産婦人科の研究室の助教授でもある。
平凡だが幸せな美沙の暮らしは、ある日、ひとりの警部が政晴のことを尋ねるために来たときから、すこしずつ変化していく。
大学病院の権威のなかに隠された真実を暴き、思いもかけない犯罪と思いもかけない真犯人を浮かびあがせる推理小説である。
※この作品は魔法iらんど等の外部サイトにも投稿されております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-06-10 10:26:50
167322文字
会話率:59%