住んでいたアパートの一室の地縛霊になった霧島キリコは、ある日突然、自我を取り戻した。
自身が死んだ居室に入居する生きた同居人たちも変わり替わりとなる中で、キリコは寂しくなり話し相手を望むようになった。月日は流れて、盲導犬ユーリを連れた
橘まりながキリコがいる居室に入居を決める。
キリコは同居人のまりなをユーリと一緒に見守っていた。そんな何気ない日常のある日、ユーリは自身の死期をキリコに告げた。
《わたしの身体を差し上げましょう》
ユーリは嫉妬深くまりなが新しい盲導犬を飼うことには否定的で、自分以外はダメだと雄叫びを上げる。ユーリの悲痛で束縛的な感情にキリコは二つ返事で抱き締める。
死ぬ前よりも生きた感情を死後に取り戻した地縛霊と寄り添う人生に幕を閉じることでご主人様を残したくない盲導犬が見えない彼女のために贈る物語が、ここにはあるのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-08 12:00:00
7291文字
会話率:32%
懐かしい友達と話しをして、思いついた事を思うままに書いてみました。
最終更新:2020-10-29 01:02:49
211文字
会話率:0%
大寒波に包まれる王都アレキア。ある日、屋根の雪の下から外傷の無い死体が発見された。
騎士の夢を閉ざされた少年・ハルは、父からの要請で事件を解決するレヴィという人物を訪ねることになる。
だが彼女の正体は人々から忌み嫌われる罪人の一族―
―ネクロマンサーだった。
何故彼女はネクロマンサーとして生きているのか?
ネクロマンサーとして生きるとはどういうことなのか?
いくつかの事件を経て、ハルはレヴィとの日々を過ごしていく。
これは、罪の道を進み、罪に寄り添う人々の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-17 21:57:08
34204文字
会話率:35%
憂えてる人の側に寄り添う人をなんて言うか知ってますか?
最終更新:2018-01-23 23:01:30
484文字
会話率:0%
とある辺境にあると言う、果てしなく広がる雄大な森。
一度足を踏み入れたら二度と出られないとされる、霧に包まれたその森の何処かにその国はある。
人魔の国ケーストース。
国としての規模は極めてささやかであり、小国と称されるその国はその全貌を
深い森と霧に潜ませ、外界を遮断していた。
しかし、国に住まう者たちは総じて幸福であった。
餓える者はおらず、階級や人種による差別もない、穏やかな国。
そして、人びとの傍らにはいつだって魔物の姿があった――。
己に寄り添う人ならざる者たちを人びとは友魔と呼び、友人や家族、時には恋人のように接する。
誰しもが誰かにとって特別な存在。
それは、ケーストースでは当たり前のこと。
これはそんな小国ケーストースの人びとの日常を切り取った、平凡なお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-01 17:00:00
55413文字
会話率:38%
世界が滅亡する大災厄が訪れる――亡き父親から予言された未来を変えるために、志木は何度でも架空世界へ行き、世界を救う方法を模索する。
その方法とは父親から受け継いだ予言能力をつかい、過去を変換した未来を予言するというものだった。
あの時――あ
の人がいなかったら――人生はどう変わっただろうか? 愛する人、寄り添う人を変え、志木は何度でも人生をやり直す――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-10-21 23:37:25
25438文字
会話率:56%
SmileJapan企画参加作品
最終更新:2011-03-25 13:00:00
698文字
会話率:0%