魔法陣の上に姿を見せたのは頭陀袋を被った殺人鬼であった。魔王軍による侵攻を受け、かつてない危機に陥ったエルム帝国。今迫る危機を乗り越えるべく、第三皇女の手によって伝説の勇者を召喚する魔法を行使した筈だったのに現れたのはどうみても殺人鬼だった
のである。戸惑う皇女、叫ぶ皇帝、そしてほくそ笑む魔王と――無言の殺人鬼。
異世界に君臨した殺人鬼は果たして世界の希望か? 絶望か?
※以前短編で書いたものを連載版とした作品です。
※完結致しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-02 16:16:25
67766文字
会話率:26%
ある日神に異世界へと転生させられた男が、その後も死ぬたびに他の異世界へと転生していく。そして、それが数百回となったある時、何の因果か一番最初に転生した世界に転生する。
その時男は考えた。「ここで起こることは大体分かる。だったら、やりたいこと
やって生きたって大丈夫なんじゃないか?」と……。
数百回の転生で培ってきた力と、二度目の世界で何をするのか。
お楽しみ、息抜き、暇な時……そんな時に読んでください。過度な期待は、身を滅ぼします。
注意:これは作者が完全息抜きで書いた小説です。それでも良い方は、読んでみてください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-26 21:50:22
11805文字
会話率:52%
母と娘、父と娘、そして姉と妹のお話です。
三作目になります。〈供物〉シリーズの二作目です。
本作の底流には柳田國男の「山の人生」があることをここに記しておきます。時代で言えば、明治中期のころのお話になります。
いまはただ、彼女の心の平穏を祈
るしかありません。
家族愛は美しいものですね。
※本作は拙作「供物」に続く、〈供物〉シリーズの二作目です。もし、本作を面白いと思われる向きがありましたら、「供物」のほうも読んでいただけると幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-12-21 19:47:01
6565文字
会話率:6%
兄弟と幼馴染みのお話です。一作目になります。〈供物〉シリーズの一作目です。時代的には明治初期の頃の話になります。しっかりと調べられたわけではないので史実との齟齬が多少あるかとおもいますが、ご容赦ください。
人にはそれぞれ絶対に守りたいものが
あるのでしょう。そしてそのためにはどんなことでもする人もいます。
そんなお話です。
米澤穂信と連城三紀彦を読んで書きました。と書くのも恥ずかしいくらいの拙作ですが、楽しんでいただければ幸いです。
ところで、殺人者と自殺者は紙一重なのではないでしょうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-22 12:28:42
7968文字
会話率:9%
現世で罪を犯した人間が死して堕ちる世界『地獄』。そこで、かつてないほどに罪を犯した咎人が収容される監獄にて、最も危険な七人の咎人が現世に脱獄した。事態を重く見た地獄は、唯一の人間である彼女を使い、脱獄者を再び捕え、もとい再び処刑するべく現
世へと送りだす。地獄唯一の人間であり、咎人よりも容赦ない主人公と、その相棒の地獄犬が織りなす物語。死んでもなお罪を犯し続ける脱獄者たちに彼女はどう立ち向かうのか。そんな誰にも知られない彼女による脱獄者たちへの再処刑が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-12-06 12:00:00
359728文字
会話率:44%