「ソフィア・シェルハント! 宮廷薬剤師であるお前を、王族殺害未遂で処刑する!」
「……はい?」
ソフィアが薬湯を届けに行くと、アーサー王子にそう告げられてしまった。
王子の隣には恋人の男爵令嬢がいて、ニヤニヤと楽しそうにソフィアの様子
を眺めている。
どうやら、王子はこの緑色の苦い薬湯を毒だと思っているらしい。
王子の病にはこの薬しか効かないと伝えても、まったく信じようとしない王子はソフィアを牢に閉じ込めてしまう。
さらに、その薬を作るために必要な小鍋まで割ってしまい……!?
(ああ……これでもう2度と殿下の薬を作ることはできないわね)
ソフィアが投獄されて3日目、とうとう王子の病が発症した──。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-19 11:03:21
9757文字
会話率:42%
契約結婚×身分差×両片思い
名ばかりの子爵家の令嬢セフィーナは見合いを断る口実を探していた。
たとえ行き遅れたとしても女関係がだらしないという噂がつきまとう人だなんてまっぴらごめんで、なによりも宮廷薬剤師としての仕事を続けたい。
そんなセ
フィーナに救いの手を差し伸べたのは上司であり侯爵令息でもあるリデッドだった。
曰く、契約結婚をしないかと。
互いにメリットがあるのだというリデッドの誘い。
魅力的なお品書きを提示されたセフィーナに断る選択肢はなかった。
「利害の一致、ですか」
「話が早くて助かるよ」
勢いに流される形で始まった契約結婚。
そこに愛はなかったはずなのに、なんだか上司の様子がおかしくて……?
これは堅実に生きたいがために目をそらし続ける主人公と、そんな主人公を振り向かせたい上司のお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-17 17:02:22
60314文字
会話率:41%
前世で通り魔に刺されて死んだ大学生が転生して宮廷薬剤師として王宮に勤めてるノア・カリフローレとして今世を生きる。
ある日隣国の第二王子に気に入られて王子が持ってくる無理難題を得意の薬の知識で解決していく。
そこで気付いていく前世の記憶……
キャラの名前を並び替えるときっとみんな食べてる野菜や果物の名前になります折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-16 18:46:59
13403文字
会話率:41%
千年前、大聖女として多くの人々を救った一人の女性がいた。国を蝕む病と一人で戦った彼女は、僅かニ十歳でその生涯を終えてしまう。その原因は、聖女の力を使い過ぎたこと。聖女の力には、使うことで自身の命を削るというリスクがあった。それを知ってからも
、彼女は聖女としての使命を果たすべく、人々のために祈り続けた。そして、命が終わる瞬間、彼女は後悔した。もっと多くの人を救えたはずなのに……と。
そんな彼女は、ユリアとして千年後の世界で新たな生を受ける。今度こそ、より多くの人を救いたい。その一心で、彼女は薬剤師になった。万能薬を作ることで、かつて救えなかった人たちの笑顔を守ろうとした。
優しい王子に、元気で真面目な後輩。宮廷での環境にも恵まれ、一歩ずつ万能薬という目標に進んでいく。
しかし、新たな聖女が誕生してしまったことで、彼女の人生は大きく変化する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-11 18:05:22
19079文字
会話率:37%
人々から忌み嫌われる魔女に生まれてしまった私こと、ルミア・ヘッツェルン。
幼い頃に母を亡くし、父も失ったルミアは、父が置いていった「カイ」という少年とともに年齢を重ね、そしてふたりは16歳を迎える。
しかしそれは人生の転機で――。
ひょんな
ことから宮廷薬剤師になった魔女と(実は)第二王子、身分の違うふたりが織り成すラブファンタジー!
☆内容が固まったら更新、という形にさせていただきます。そのため、不定期になります。
何卒よろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-21 00:00:00
13040文字
会話率:36%