ユニークジョブのくせにあまり役に立たなかった俺の能力は、どうも世界にとって忌むべき力らしい。
結果、パーティーから追放されるどころか教会に売られ、相棒である猫のアディともども処刑されるハメになった。
そこで死に損なった俺は途方に暮れる。
生
き残ったからといって、世界の敵と看做されてこれからどうやって生きていきゃいいのか全く分からん。ただ忌むべき力と看做されるからには、それだけの理由が俺の力にはあって……
俺は世界を支配する魔法や武技といった魔力を基とするすべての理から外れたその力で、たとえ世界を滅ぼしてでも、先輩猫使い魔【九尾の黒猫】と後輩犬属性使い魔【黒竜】と共に自由に生きる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-10 20:20:16
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会話率:13%