江戸時代末期、幼くして両親を亡くした白田嘉内は、元棋士の祖父・治兵衛に引き取られる。祖父から将棋の手ほどきを受けた嘉内は、類まれなる才能を開花させていく。
安政の大地震で祖父を失った嘉内は、遺言に従い将棋御三家の一つ、橋詰家へ身を寄せること
になる。そこで嘉内は、兄弟子たちからの苛烈ないじめに遭いながらも、将棋への情熱を燃やし続け、血のにじむような努力を重ねる。
そして十二歳になった嘉内は、兄弟子たちとの対局で圧倒的な勝利を収め、その才能を証明する。
そして師である橋詰左門との飛香落ちの真剣勝負を経て、嘉内は棋士として大きく成長していく。
激動の時代を将棋と共に生き、その才能で新世界を切り拓いていく嘉内の物語。
*この物語はフィクションです。
*史実の御三家は大橋家・大橋分家・伊藤家です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-23 21:16:32
10495文字
会話率:19%
実際にあった安政南海地震(1854年)に題材をとった小作品です。
最終更新:2018-09-08 16:55:16
802文字
会話率:14%
ペリーの来航や安政の大地震などにより、荒れ果てた幕末。
世の中を良くするために、倒幕を決意するもあとひと押し足りない。
そんな中、長州藩の木梨精一郎は一線を画す手段で幕府を追い込もうとします。
※この作品はフィクションです。
最終更新:2017-03-28 14:51:17
1906文字
会話率:36%