クリスティア・ファルシアはファルシア公爵家の長女として生まれた。
母はクリスティアを産んですぐに亡くなり、父はすぐさま後妻を娶った。後妻は父の義理の妹だった。母との結婚は金のためだった。
クリスティアは邪魔者として継母や、腹違いの妹ナディ
アに虐められる日々を送る。
そんなある日、クリスティアの聖女としての力が目覚める。
聖女とは、傷や病気を癒し、魔物を浄化し倒すことができる存在である。
神殿に引き取られて働くクリスティアに、王太子オルグ・テリオスとの結婚の話が出ると、クリスティアに嫉妬をしたナディアの策略により聖女の力を奪われてしまう。
ナディアから力を奪ったのはクリティアである。国王や王太子を騙していたという無実の罪を着せられたクリスティアは、人買いに売られることになる。
そんなクリスティアを救い出したのは、ルカディオ・ヴァーリ。
隣国ジスアルト神聖王国内の、ほぼ全ての事業を牛耳っている、大富豪だった。
贅沢を知らないクリスティアは、大富豪によってひたすら甘やかされる日々を送ることになる。
そしてクリスティアの知らないところで、テリオス王国は滅びに向かっていくのであった──。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-18 23:19:28
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