俺は実家の宿屋で働きながら、Sランクの支援魔導師を目指している。
ある日宿泊した客が財布を失くしたと言う。その客は「世界最強の勇者」を自称する、超絶美人剣士だった。
宿代を稼がせるために俺はソイツと一緒にギルドに仕事探しに行くが、そこには
嫌味な幼なじみ3人組が来ていた。そいつらは以前から俺を「弱虫」とよび、バカにされ続けてきたヤツラだ。
その自称・世界最強の女性勇者は俺がバカにされているのに同情し、一緒にダンジョンでSランクの魔物を討伐し、ヤツラを見返してやろうと言ってくれた。
世界最強の勇者と一緒なら心強い。そう思ったが、彼女は忘れ物をする、勘違いするなど、どこか抜けている。
コイツ、ホントに世界最強の勇者なのだろうか?
その割に、安物の鉄製アーマーを身に着けてるのは、なぜなんだろうか? 謎だ。
嫌味な幼なじみ達も向かったダンジョンで、ヤツラに裏切られ、死にそうになり……
美人勇者は確かにめちゃくちゃ強かったけど、抜けてるせいでピンチになったり。
でも俺の隠れた才能のおかげで、世界最強の勇者さえも助けて、そして幼なじみたちを見返す。
そんなお話。
※コメディです。
※3万文字程度の中編です。20話弱で完結します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-04 17:00:00
29220文字
会話率:43%