フリーダは、ようやくこの呪われた駅にたどり着き、歓喜した。家の相続のために婚約した男に身を汚されたうえ、浮気され、婚約破棄された。しかも相手は、フリーダの妹だという。恥辱に震えるフリーダが思い出したのは、寄宿学校時代に聞いた噂話。そう、この
駅に婚約破棄された令嬢が命を捧げれば、相手の男たちを破滅に導けるという……。以前「その駅は、婚約破棄された不幸な令嬢を招き食らう」を書いたとき、相手が破滅するなら命を懸けるという人もでそうだなぁと思って、できたお話。【【このお話は、マイルド化されてはいますが、残虐な描写や性的な描写、主人公がひどいめにあう描写があるお話です。苦手な方、15歳未満の方は全力で逃げてください】】また当初書いたとき、相手の男と妹のくずっぷりがR15以上な気がしたので、マイルド化を5回くらいかけたところ、描写がぼんやりしてしまった気がします。もろもろご了承お願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-01 00:27:42
8083文字
会話率:25%