(私はこの子を知っている)
サラリーマンだった前世を持つ侯爵家当主のオルグは、ようやく授かった我が子を腕に抱いた瞬間、ふと思う。
そこで前世の娘が話していた乙女ゲームのことを思い出し、この世界はそのゲームの世界観と類似していることに気
が付く。
しかも我が子は、そのゲームの中で婚約破棄の上、最悪死亡エンドまである破滅必至の悪役令嬢の名前と一致している。
まあ、万が一そんなことになっても、自分の権力で断固拒否するけど、娘にはそんな未来は来てほしくない。
娘かわいいお父さんが、悪役令嬢になるかもしれない我が子を守るために奔走する。
あれ? でもこの子、年齢にしては利発すぎるし、時々言動もおかしい。
もしかしてうちの娘も転生者?
本筋通りには進ませない。破滅回避のため、父と娘の奮闘が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-31 21:28:46
38384文字
会話率:31%
大ファンだったアイドル歌手が、なぜかマンションの隣に住んでいて、しかも姿を見られた瞬間に、九郎(主人公)に土下座した。
臣下の礼をとったそうだが、九郎には全く覚えがない。
しかし……やがて自分が異世界の魔王だったという事実が明らかになり、ア
イドルの子は九郎の信奉者兼臣下で、担任の女教師は自分の使い魔だったことが判明する。
そんな中、元々の故郷だった異世界の大国が、なんと日本へ侵攻してきてしまう。
本性が魔王である九郎は、否応なく戦いに身を投じることに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-22 18:12:52
151030文字
会話率:40%