花のように可憐な少年は、宝石のように美しい竜に飼われることになった。
――食事として。
「惚れたんだ。キミの体に。肉の味に。血のにおいに。骨の形に。……だから、私に飼われてくれないかい?」
少年は、百年に一度しかこの世に現れないとされる
「竜のごちそう」だった。
そんな「ごちそう」を拾った真紅の竜は、彼に呪いをかけて不老不死にしてしまう。
「永遠にキミを食べ続けられるように。食べても死んでしまわないように」
と。
――これは、美しき真紅の竜と彼女に飼われた少年が、どこか歪んだ関係を築きながら、永遠を探す物語。
*第一部(五十話まで)は一話あたりの文字数が少なめ。第二部から増えます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-30 14:03:55
544245文字
会話率:36%
その日、一人の少年が死ぬ…筈だった。
殺された筈の少年、藤谷誠はひょんなことから『生徒会』にスカウトされる。
一般公募をしない、謎だらけな生徒会に幼馴染みの高槻楓と共に入ることとなった彼は知る。
生徒会の裏の姿、そして裏の生徒会が帯び
る『役割』を………
螺旋を描く物語に今最後の歯車が、埋め込まれる折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-06-11 15:49:05
235854文字
会話率:40%