俺は、誰もいない夜に姉ちゃんの部屋に忍び込んだ。女装の練習、女装の練習、俺の頭の中に鳴り響く声なき声。タンスの引き出しを開けて練習作業に取りかかっている最中に、ガチャリと玄関の扉が開く音が聞こえた。えっ、誰か帰ってきたじゃねえ……、混乱する
中で、なんで、なんでこんな事をするハメになったのか? そんなことを考えていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-20 04:08:46
208641文字
会話率:55%
あの日、初めて王子を見た瞬間、私は全てを思い出した。
この世界が前世で大好きだった小説と類似している事実を————。
その小説は王子と侍女との切ない恋物語。
そして私はというと……小説に登場する悪役令嬢だった。
侍女に執拗な虐めを繰り返し
、最後は断罪されてしまう哀れな令嬢。
このまま進めば断罪コースは確定。
寒い牢屋で孤独に過ごすなんて、そんなの嫌だ。
何とかしないと。
でもせっかく大好きだった小説のストーリー……王子から離れ見られないのは悲しい。
そう思い飛び出した言葉が、王子の護衛騎士へ志願することだった。
剣も持ったことのない温室育ちの令嬢が
女の騎士がいないこの世界で、初の女騎士になるべく奮闘していきます。
そんな小説の世界に転生した令嬢の恋物語。
●表紙イラスト:San+様(Twitterアカウント@San_plus_)
●毎日21時更新(サクサク進みます)
●全四部構成:120話程度で完結。
(第一章16話完結/第二章44話完結/第三章78話完結)。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-05 21:00:00
249388文字
会話率:20%
生徒の自主性を重視する校風を持つ県立緑風高等学校は本日、伝統あるメインイベントを中心に他校からも数多くの来客がくることで有名な文化祭が開かれる。
その文化祭を舞台に繰り広げられるわりと実話気味な黒歴史風味のお話を、ボクがお届けします。
最終更新:2016-10-25 17:13:56
7016文字
会話率:69%