記憶喪失のまほが仕えているのは、村の権力者である金貸し屋の女将。ある日、まほは女将の秘密を知ってしまう。彼女は地下の座敷牢に妖しい魅力を持つ男娼を監禁していたのだ。
男娼はまほに「自由にしてくれたら君の過去を教えてあげよう」と取引を持ちか
け、誘惑してくる。まほは彼に惹かれつつも、その正体がトウビョウという白蛇の憑きものではないかと疑う。そんな中、ついに失われたまほの過去が明らかになるのだが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-14 12:39:10
17004文字
会話率:36%
どこか懐かしさすら感じる異世界ファンタジー。
どこか無感情だった少年は、冒険の末に・・・。
始まりはラスボスだった。
謎めいた、様々な憶測に満ちた女性、セフィ。
彼女との出会いは、必然だった。
そして、個性豊かな様々な仲間達との出会い
。
少年は、異世界『アイテール』を冒険する内に、大切な何かに気づいて行く。
最後まで読み終えた時、あなたもきっと、大切な何かを思い出す・・・。
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これは、二人の主人公ノエルとルークが織りなす冒険と成長の物語。
***************折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-16 19:33:30
181209文字
会話率:35%
『一体いれば国が滅ぶ』と言われる魔物が複数体徘徊し、環境は荒れ狂い、外の常識は一切通用しない、まさに、生物が生きていること自体を否定するかのような過酷な場所。
そこはSS級ダンジョンと呼ばれ、世界に数あるダンジョンの中でも最も危険な場所の一
つ。
そんなダンジョンの最奥の間に立つ数人の影。
彼らの目の前にあるのは、石碑に埋め込まれ、鎖で固定され、強固な封印が施された一振りの剣。
その剣は、神々しさと禍々しさを併せ持った鈍い光を放ち、集団の先頭で両手を広げて喜ぶ少年を淡く照らしていた。
「では、頂いていくとしようか。歴史に名前のみを残して姿を消していた伝説の聖剣……いや、転魔聖剣てんませいけんエリクルシア。これさえあれば——」
聖剣と呼ぶには少々放つ光に闇を含むそれに、少年が手を伸ばす。
「遂にこの時が来たな!」
「魔王様があの剣を手にすれば、もう魔王様の目指す道を邪魔できるやつなんていなくなるわ!」
「やっと、念願に手が届きますな」
「そう、やっと、やっとなのだ。これで我の願いに近づける」
「これで、魔王様こそが世界の頂点となるのですな」
「だっはっは! 最強の坊主が最強の剣を手に入れたぞ!」
「魔王様に敵はいなくなったわね」
引き抜かれた剣を掲げる少年の姿に、背後に控えてい者たちの顔が綻ぶ。
「ああ、この剣を使い、我は世界の頂点——」
少年の後ろに控える彼らは、歴代の魔王が終ぞ果たせず、長年停滞してきた時代をこの主あるじが制してくれるのだと確信していた。
「——勇者になるっ!」
この言葉を聞くまでは。
⭐︎
自らの希望で勇者育成学園に通うことになった魔王様。
敵対するはずの勇者を育成する学園に通うために魔に転じた聖剣までわざわざ探しだし、なんとか入学条件を突破する。
そこまでして勇者学園に入学する理由とは……。
「我は暇である」
この小説には、復讐とか、闇堕ちとか、そういったドロっとしたのは基本ありません。
明るめの話で行く予定です。
この先必要になっても成分薄めでいければいいなぁと、ふわっと考えながら書いております。
面白かったら、ブクマと評価をください。
執筆の励みになります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-24 00:00:00
49590文字
会話率:41%
あらすじはありません。
キーワード:
最終更新:2019-04-02 04:46:06
300文字
会話率:0%
悩む「彼」の心境です。
最終更新:2019-03-20 21:29:02
1327文字
会話率:0%
ある田舎で友人三人が暇つぶしに行った肝試し。
そのうちの一人真琴は自分を探す影を見てしまう。
覚悟を決めて逃げ出した真琴は友人の下にたどり着き話はハッピーエンドで終わるはずだった。
肝試しの記憶もそろそろ薄れかかってきた頃、再び影が真琴
の前に現れるようになった。昼も夜も無く視界の端にちらつく様に見える影は段々とその距離を狭めていた。
恐怖した真琴は昔祖母から教えられた人物が居る鏡屋という聞きなれない店へと藁をもつかむ思いでやってきた。
そこには病的なほど色白な青年が一人店の隅に座っていた。
祖母のことも知っていると青年は笑うと真琴を奥の間に通すと用件を聞き始めた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-25 00:58:20
44102文字
会話率:41%
『最後に笑うのは・・・』の第三弾になります。
島の最奥の間で、呆然と立ち竦む地の大精霊の前に現れたのは・・・
最終更新:2014-09-01 15:40:36
2488文字
会話率:5%
私が幼少の頃を過ごした父方の実家は、古い数寄屋造りのお屋敷だった。そこの使われていない奥の間には神様が棲むと伝えられ、運良く出会った者の願いを叶えてくれるという。祖父の葬儀で数年ぶりに実家を訪れた夜、私は奥の間で一晩過ごすことになった。
最終更新:2009-03-15 17:18:13
7108文字
会話率:8%