現在までの内閣の歴史を語っていきたいと思います。その内閣中の出来事や閣僚、その他私の主観的な評価を載せたいと思います。一応作者は大学の人文学部で近代史を試みようとしている身です。この作品はその練習を兼ねて投稿しています。
また、この作品
はPCを基準としているのでスマホで読む場合は読みにくくなっていることご了承ください。
なお、本作品はなろうの規約には現実を舞台とする場合は第二次世界大戦前までと書いてありましたので大命降下による最後の内閣である第1次吉田内閣までで一応考察を終えたいと考えています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-20 18:00:00
268405文字
会話率:2%
帝都を震撼させた二・二六事件からおよそ一年。陸軍予備役大将・宇垣一成は、次期首相候補に任命される。
陸軍の最長老とも言える宇垣が他大臣の選定に着手したその時、最大の敵として立ちはだかったのは、他ならぬ陸軍であった。
政界・財界・大衆・
宮中の全てに待望された宇垣内閣は、果たして組閣を実現することが出来るのか。
本作は、次期首相候補に選ばれてから『最初の9日間』にのみ焦点を絞った内閣の組閣に奮闘する、戦車も戦艦も空母も予算案でしか出てこない戦争要素皆無の仮想昭和政治物語である。
※宇垣内閣流産事件をベースとしているものの、史実通りではないフィクション小説です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-27 10:07:33
134345文字
会話率:32%
ある国立精神病院の看護師黒井逹矢は、入院患者で東條英機から1夜に1話ごとの物語を聞かされる。昭和天皇の御親拝を契機に、昭和16年10月17日の大命降下、その日に、東條英機は、処刑されたはずのA級戦犯の7人とともに黄泉がえったのだ。
黄泉が
えりの東條英機は、なぜか昭和54年の知識を持っていた。そのため、その知識を生かして対米戦争を回避し、なんとか祖国の敗戦を阻止しようと7人で奮闘する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-28 21:06:55
219786文字
会話率:57%
東北農民の窮状を見かねた青年将校団は、首相以下要人を殺害し官庁を占拠して真崎大将への大命降下を実現しようとする武装蜂起計画を立てる。意見を求められた安藤大尉は、天皇が反対すれば本計画は失敗する。要人殺害など不要。むしろ宮城を占拠して天皇の身
柄を拘束し、天皇に直接諸策実施のための勅令発布を願うべきであると主張した。天皇が応じなければどうするのかとの問いに、安藤は銃剣を突きつけて天皇を脅迫してでも勅令を勝ち取るべきだという。青年将校団は決意を固め、宮城占拠を果たす。国内の貧富の差を解消すべく安藤らは、勅令発布を天皇に強要し、天皇一家を人質に取られた政府は、各勅令を実施する。従来の統治機構を残したまま、いつしか安藤らは実質「天皇親政」を主導する「下克上」を実現していた。国内社会改革に専念することにした安藤らは、台湾・朝鮮・満州以上の対外膨張政策をとらず、欧州対戦にも巻き込まれなかった。昭和21年、欧州大戦が終了し米欧が疲弊する中、日本国は経済的にも安定し平和を謳歌していた。「鼓腹撃壌」が政治の理想であるとの安藤の言葉に天皇は賛意を示すのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-14 15:10:43
9091文字
会話率:21%