※初作品、妄想のままに書いてます。※
※サイトの仕組みもよく分からない中で書いてます。ごめんなさい。※
悲痛な叫びが頭の中に夜風のように届いてくる。
痛い、痛いよ。死にたくない。怖い。どうして。助けて。なんで。なんで【僕らが
】!
それは小さな囁きでありながら、彼の中では嵐のように反響していた。
どれだけ救いたかっただろう。
どれだけ願いに応えたかっただろう。
けれど、現実は変わらなかった。
何百、何千、何万の祈りが届いても、
そのほとんどが“救われなかった”。
涙も枯れ果てた頃、彼は悟った。
「もう充分だ。もう、充分……聴いた」
「理不尽に奪うのなら、いっそのこと…。」
無数の願いが、彼の肉体に刻まれていく。
皮膚に浮かぶのは、意味のわからない断片的な叫びと、消えた命の記録。
言語を超えた“痛み”が、彼を貫いていく。
「祈りが世界を変えるなんて──嘘だ。」
彼の身体が黒く染まりはじめる。
それはただの力の暴走ではない。
意志による終焉、祈りの否定。
──そして彼は、静かに決意した。
**“世界そのものが、救われなくていい”**と。
「聞こえるのは、助けを求める声ばかりだった。
でも──誰も“僕”を助けてはくれなかった。」
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-07-26 03:16:27
8695文字
会話率:37%
東幸運、彼女は探偵である。
ギャンブルで培われた洞察力、直感力。時には運までも引き寄せて事件を解決に導く……これは彼女が〝超越探偵〟と呼ばれるに至った、最初の事件の記録である。
【登場人物紹介】※五十音順
東幸運/職業探偵。ハードボイル
ドに憧れる活発なギャル。指定暴力団『東翔会』若頭・東翔運のひとり娘で、暗い過去を持つが今作には関係ない。
宇月晃/職業大学教授、理論物理学者。常に冷静さを心掛ける初老の男性。難解な研究に打ち込む偏屈だが人当たりは良い。理詰めの議論が得意。タバコ好き。
大岩拓馬/職業シェフ。豪快な性格でムードメーカーのオッチャン。学術的な知識やゲームルールには疎いが、持ち前の野生的な勘で物事の本質を見抜く。歳の離れた弟と妹がいる。
西原照/職業ゲーム配信者。子供のアバターで毒舌が人気の『サイバー・ライト』として活動する若い男性。普段から無邪気におどけて振る舞うが、ニヒルな内面を隠し切れない。
五月雨紗香/職業生物工学者。プロダクトデザイナーから生物工学者へ転進という異色の経歴を持つ女性。外から内へとデザインの興味を変え、現在は人の脳を開発する独自理論を構築中。宇月晃とは同じ研究者として話題が合う。
四谷秀才/職業プログラマー。根が真面目で融通の効かない青年。自分のルールに縛られがちな優等生タイプ。東幸運に触発され徐々に変わろうとするが、今作で成長できるかは不明。ゲーム制作が趣味。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 13:41:20
140382文字
会話率:61%
天才脚本家の遺した一冊の台本。その本に記された通りの方法で人が死んでいく――
特異な才能を持った"文化人"のみがスカウトされ、住む事を許されるという『文化荘』。あらゆる表現者達にとって夢のようなその場所で唐突に起こった
二つの密室殺人。一人は撲殺、一人は首吊り。それらは予め"台本"に書かれていた内容だった!
タイミング悪く、事件当日にピザを配達しに来た為に事件へ巻き込まれた主人公の“配達員”は、超聴覚を持つ“音楽家”、瞬間記憶能力を持つ“写真家”をはじめとしたクセのあり過ぎる住人達と共に閉ざされた屋敷の中で犯人を探す事となる。
一体、犯人は誰なのか?そしてその目的は――?
カクヨムにて完結済みの作品を「小説家になろう」で毎日二回投稿!隙間時間のお供にどうぞ。
https://kakuyomu.jp/works/16817139558803678312折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-20 07:00:00
152067文字
会話率:67%
夜風が心地よいアパートの一室で、レンを待っているのは、
タバコの煙をくゆらせる大人びたお姉さん・ミナト。
一回り年上の彼女と、まだ不器用な青年が同棲を始めてからの日々は、
ときに甘く、ときに胸が締めつけられるような瞬間の連続だった――。
タ
バコの煙の向こうに見える、ふたりだけの小さな世界の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 21:24:20
2698文字
会話率:40%
両親が立て続けに亡くなったロミアの元に『伯爵』と名乗る男から手紙が届く。その伯爵は、何とロミアの実の父親であると名乗り出た。
自身が養子に出されていた事実を知ったロミアが伯爵家に戻ると、公爵家長男レドの誕生パーティーへの参加を提案されたロミ
アだったが……。
「おい、誰かこの娘を摘み出せ!」
なんとレドに不審者扱いされ、追い出されてしまう。
屋敷の外に放り出されたロミアが夜風に震えて呆然としていると、そこに一台の馬車が遅れて到着した。
ロミアを心配し手を差し伸べたジュリと名乗る彼は、不審者だと誤解されたロミアから事情を聞き、彼女を伯爵家の屋敷まで送っていったのだが……。
──俺の初恋の人が、何故こんな扱いを受けているんだ……?
……素性を隠していたジュリが、幼い頃にロミアと出会っていた隣国の皇帝【氷獣の帝王】ジュリウスである事を、彼女はまだ知らない。
これは三姉妹の【いらない子】として養子に出され親に捨てられたはずの貴族の次女が、長年の初恋を拗らせたイケメン皇帝に全力で溺愛されながら、互いに支え合って生きていく恋物語です。
どこまでも顔が良く、物理的に強く、誰よりも愛が重く、一族の宿命がしんどい系の男がお好きな方の心に刺されば嬉しいです。
※この作品はカクヨム様で先行公開していた作品を、大幅に改稿したものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 12:00:00
112971文字
会話率:35%
古びた木造アパートの屋上。主人公は、天高く昇る満月を見上げながら、高校時代から忘れられない「高嶺の花」――透き通る白い肌と吸い込まれるような青い瞳を持つ彼女を想っていた。彼女はいつも人々の中心にいて、平凡な自分には手の届かない存在。卒業して
数年経った今も、あの時一歩踏み出せなかった後悔が、夜ごと彼を窓辺へと誘っていた。
しかし今夜、満月の光の中に、彼女の姿が重なって見えた気がする。心臓が大きく跳ねる中、月の光が生き物のように揺らめき始め、細い螺旋を描きながら一点に集まっていく。微かに聞こえる鈴のような澄んだ旋律と共に、光の中心からぼんやりとした人影がゆっくりと、しかし確かな輪郭を伴って現れた。
それは信じられないほど美しい女性だった。月光を吸い込み微かに輝く銀色の長い髪、風もないのにふわりと宙に浮く純白の衣。そして何よりも、その瞳の色は、あの日の彼女と同じ深く澄んだ青色をしていた。儚げな微笑みと憂いを秘めた眼差しは、まさに彼が心の中で想い続けてきた彼女の面影そのもの。「月のプリンセス」としか言いようのないその存在に、彼は夢なのか幻なのかと混乱しながらも、抗いようのない力で見入っていた。
プリンセスは、確かに彼と目が合い、その表情には誰にも理解されない深い孤独が滲み出ているように感じられた。まるで「誰かに気づいてほしい」と願っているかのように、彼女は静かに右手を差し伸べる。その指先から放たれる淡い光が、彼の胸に触れる錯覚に囚われるほど、彼女の存在は鮮烈だった。
夜風が運ぶ甘く澄んだ香りと共に、満月の中に見た幻影は、彼の心に深く刻まれる。それは、届かないと分かっていても手を伸ばさずにはいられない、眩いほどの憧れの象徴。そして、彼がずっと忘れられずにいた、大切な人の面影だった。
彼はただ、手を伸ばしたまま、夜空の光を見つめ続けた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-19 18:00:19
1532文字
会話率:0%
動画配信グループ 《ミッドナイトグレイ》 は
都市伝説や心霊スポットを
巡る動画で人気を集めている三人組。
三人が今夜訪れたのは
都心に取り残された古いホテルだった。
かつて屋上にプールがあったというその場所で
深夜の一泊生配信を始めた
彼らはすぐに異変に気づく。
廊下に続く濡れた素足の跡。
誰もいない隣室から滴り続ける水音。
ライブのコメント欄に流れた一文。
「……さっきから四人映ってる」
足跡の先は、立入禁止の屋上への扉。
そこには夜風に揺れる水面が
あり得ないはずの波を立てていた。
フェンスのそばに立っていたのは
五年前、あのプールで命を落とした女…
そして3人は知るのだった。
このホテルではいまだに“その人”が
名もない足音を増やし続けていることを───折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-18 22:01:46
3535文字
会話率:28%
都会に上京した、百谷(ももたに)かけるは、亡くなった父の借金を肩代わりすることに。
綺上院(きじょういん)野ばらを殺せば、父親の借金を張消しにすると、鬼村(おにむら)から言われる。
かけるは綺上院の使用人に雇用され、野ばらに近づくが…
…。
*暴力、残酷、流血の描写があります。
苦手な方は、閲覧ご注意してください。
*本作品は「pixiv」でも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-09 18:30:23
9140文字
会話率:33%
あらすじ
夜風が肌寒い。酒場の喧騒から離れ、バザンと勇者時代の仲間たちは、月明かりの下を歩いていた。1年前、勇者が魔王を打ち倒し、世界に平和が訪れた。しかし、その平和は脆く、魔王の残党が再び暗躍しているという不穏な噂が流れ始めていた
バザンはかつて勇者を夢見ていた。しかし、その道を諦め、今ではスカベンジャーとして日々の糧を得ている。世界各地に突如として現れた地下ダンジョンに、ただの暇つぶしで足を踏み入れたのが始まりだった。偶然にも金目のものを手にしたことがきっかけで、彼はこの危険な稼業にのめり込んでいったのだ。酒場の片隅でいつものように時間を潰していたバザンは、聞き覚えのある声に振り返るとあの3人がいた
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-08 10:18:58
7861文字
会話率:33%
東京の夜空に星が瞬く中、僕たちは再び神社を訪れた。
あの小さな神社は、僕たちにとって特別な場所だった。
かつての誓いが、今も心の奥深くに刻まれている。
そして、今夜、新たな誓いを立てることにした。
「シュウ、俺たち、もう一度、誓
いを立てよう。どんな困難があっても、互いを信じ合って、前に進んでいくって」
マサの言葉に、胸が熱くなった。
彼の瞳には、揺るがない確かな意志が宿っている。
僕は静かにうなずいた。
「うん。僕たち、もう逃げなくていい。ここにいていいんだ」
手を合わせ、心の中で誓う。
――どんな時代でも、どんな場所でも、僕たちは愛し合い、支え合っていく。
夜風が頬を撫で、神社の木々が静かに揺れる。
二人の息が、夜空に白く溶けていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-08 01:10:56
13199文字
会話率:24%
駅から外へ出て、夜の空気に触れた瞬間、男はまるで長い旅から戻ってきたような感覚に包まれた。
実際には、出かけていたのは半日にも満たない。それでも、夜風が運んでくる排気ガスと潮気が混じったような匂い、煌々と輝くスナックやコンビニの看板、歩
道の端に傾いて放置された自転車までもが妙に懐かしく感じられた。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-07-03 11:00:00
2120文字
会話率:42%
――がはははは!
――見事なまでのハズレ! ハズレ!
――ほんとクソ
――ガチャ失敗ー!
――はははははは!
「あ、俺はそろそろ……」とワイワイガヤガヤと未だ収まらぬ喧騒から一人離れた祐樹は、ため息を吐いた。
汗ばむ季節。夜風
は涼を運んでは来ない。繁華街をしばらく歩くと、先程祐樹がいた集団とはまた別の集団が歩いているのが見え、祐樹はさっと道の端に寄った。
塾帰りのグループだ。そのうちの一人がこちらを向いた気がして、祐樹は小走りでその場から離れた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-17 11:00:00
3632文字
会話率:40%
"アルジェンテ"
とある異世界の
とある街外れにある
古びた外見の小さなお店
常に赤字の魔石細工職人と、彼に拾われた男装元女子高生が繰り広げる異世界ライフーーーーーほのぼのベースに時々シリアスなとある異世界のお話。
※魔法のiらんどにて夜風セラの名で投稿していた作品の再掲です。サイト閉鎖に伴いなろうに移行いたしました。
※ この話は全てフィクションです。物語上に登場する人物、団体は実在しません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-29 20:21:18
246899文字
会話率:39%
「最期に目にするものは美しいものがいい」
地球消滅が発表され、残された時間の中で自分の最期の場所を探す女の話。
ーーーあるいは、ある男の最期の賭け。
最終更新:2025-05-10 22:16:34
4189文字
会話率:29%
流れるメロディー、夜風に反射する街灯、そして言葉にならなかった想い。
夜という名の静寂の中で、自分を許したい。
壊れてしまった言葉たちも、何も書けなかった日々も、全部、だいじょうぶだと。
キーワード:
最終更新:2025-06-12 15:29:17
338文字
会話率:0%
終電が過ぎた駅に、涼しい夜風が吹いていた。
ベンチに腰を下ろした男の隣に現れたのは、夜には不似合いな青い髪の青年。
ここは「忘却の駅」。
思い出すまで、帰れない駅。
忘れたはずの約束が、胸の奥でかすかに息を吹き返す。
そして男は、静かに、旅
立ちの支度を始めた。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-06-12 15:24:35
893文字
会話率:35%
下級貴族の娘、セリーヌ・アルノワは、都の華やかな社交界とは無縁の生活を送っていた。
だがある日、父の古い知人の誘いを受け、初めての舞踏会へと足を踏み入れることになる。
煌びやかな会場。知らない人々。慣れない礼装。
そのすべてに戸惑いながら
も、セリーヌは月夜のバルコニーでひとりの青年と出会う。
「……こんばんは。少し酔ってしまったので、夜風にでもあたりますか?」
感情を表に出さない無愛想な青年――アルヴィン・レイヴァルト。
彼が、実はこの舞踏会の主役である皇子だと知るのは、少し後のこと。
身分の差。許嫁の存在。
決して結ばれてはならない運命。
それでも、ふたりは夜に惹かれ合う。
やがて密会を重ねるようになり、心を通わせていくが――
「誰にも見つかってはいけない」
「この気持ちは、なかったことにしなければならない」
すれ違いと苦悩の果てに、それでも手を離せないふたり。
月明かりの下、愛を囁くその声は、届くことのない未来を恐れて震えていた。
これは、身分に縛られた少年と少女が、
“秘めごとの花”を月の夜に咲かせる――
切なくも美しい恋の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-12 00:34:00
20935文字
会話率:34%
若き天才魔術師、アイザック。
彼の日常は、ある夜、彼の屋敷に転がり込んできた謎の生物によって一変する。
その生物の正体は、なんと、改造人間だった。
奇天烈な出会いから、正反対の二人の同居生活が幕を開ける。
最終更新:2025-05-25 20:05:50
82509文字
会話率:50%
元世界最強カードゲーマーである夜風は退屈していた。デュエルオンラインというカードゲームは、夜風が世界大会優勝し、"進化する闇 レミーラ"を賞品として受け取った直後、サービス終了となった。
熱中できるものを失った夜風
は、煮え切らない退屈な日々を過ごしていた。日々仕事を行うが、熱中できるものもない退屈な日々。そんな夜風は自らが世界チャンピオンとなった"デュエルオンライン"の後継のカードゲームに当たる"ダイスデュエルオンライン"がサービス開始となるというニュースを目にした。
元々はよくある対面形式であった"デュエルオンライン"が双六と融合した双六型カードゲームである"ダイスデュエルオンライン"。そのカードゲームを夜風はプレイし、再び世界最強を目指す。
~ダイスデュエルオンラインのルール~
対戦開始前
①対戦開始前にステージとなるマップ(双六盤)を
確認する。
②事前に登録した1枚のリーダーカードと、初期
から渡される1000枚のサポートカードの中から
40枚選定してデッキを作る。
※ゲームが進めばサポートカードは初期カード
とは別に入手できる。
対戦開始後
①約50マスの双六を相手より先にゴールすれば勝利
②リーダーカードは常時プレイヤーと行動を共にし、
条件を満たせば自分のターン内その能力を使える。
③サポートカードはシャッフルし、初期手札として
5枚引く。
④ターンの流れは以下の通り。
1. 手札が4枚以下の場合、5枚になるように
カードを引く。5枚以上の場合、1枚カード
を引く。
2. リーダーカード及びサポートカードの能力を
使用する。
(条件を満たせば複数枚使用可)
3. 6面ダイスを振り、出た目分双六を進む。
進んだマスでイベントが発生し、ターンエンド。
4. 上記ターンを順番に繰り返す。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 07:05:01
12411文字
会話率:32%
白兎の海
貴女と見た砂丘
旅の夜風に乾杯
貴女を愛す
最終更新:2025-05-14 04:43:08
230文字
会話率:0%
**あらすじ**
満開の桜の下、透真は静かに立ち尽くす。毎年、この夜にだけここへ来て、散る花びらの中に過去の記憶を探し続けていた。
しかし、その夜は違った。
桜の影の中から現れたひとりの女性——凛。
彼女が手にしてい
たのは、透真の記憶の奥深くに沈んでいた桜の髪飾り。そして告げられた言葉—— **「あなたのせいで、姉は死んだ。」**
透真の胸に突き刺さる凛の言葉。揺らぐ記憶。あの夜、紗雪と交わした最後の言葉は何だったのか——。
夜風が吹き抜ける中、二人の視線が交錯する。
祈る男の手の中で、髪飾りがそっと震えていた。
過去と向き合うための物語が、今、始まる——。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-02 20:56:41
7540文字
会話率:15%
一つの夜風が、一人の船乗りに恋をした……
これは、その二つの存在の、小さな淡い恋の物語。
一応ハピエン。
最終更新:2025-04-22 17:13:24
2338文字
会話率:15%
…静かな夜、白銀の月、鈴虫の鳴く声。
こんな夜は人間界でしか見ることができない。
今日も軽くスキップしながら夜風にあたる
私が手に持っているこの刀も、この場所だとほんとに良く輝いている。でも、その牙も今はまだ口を閉じて隠す……
そして獲物を見たら瞬時に口を開き首元に喰らい付く……
今日も私は人を斬った。
鈍い音と共に斬られた事に気づかず倒れる獲物(人)。この瞬間(とき)自然と私はにやついている。
その後見つめていると焦げ色のアスファルトにそれは赤黒いが生き物のように一定の粘土を持って進み、広がっていく……。
この時初めてにやけていた口元から声が漏れる。
「ふふっ。」
と。
でも同時に苦しくもなる。だから自然と涙が溢れる。
数々の殺人鬼はだいたい人を殺した時に快感を覚える、そして次々と殺していく…。
”でも私は好きで殺ってるんじゃない”
信じられる?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-20 06:42:39
64542文字
会話率:38%
ガーネットは可愛らしい女の子。白猫のマリンとともに旅をしています。
しかし、彼女は冒険者でもなんでもありません。
ただのメイド。なんの力も持っていません。
それでも危険な旅をしている理由とは?
全ては謎に包まれていますが、彼女がたまに口にす
る『姫様』という言葉が鍵のようです。
これは純真な女の子が、幾多の困難を乗り越える物語。
そして、彼女を守る特別な存在の物語。
ついでに、彼女を利用してひと儲けしようと企む、悪いヤツらの物語。
全てのキセキが重なった時、何が起こるのでしょうか?
きっと幸せな未来が待っているはず!いや、待っていてくれ!
〇アルファポリス様にも掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-29 20:00:00
170377文字
会話率:43%
星乃宮真子は、お金持ちで超美人!スタイルも抜群です!
そんな真子は通っているお嬢様高でも、一目も二目も置かれています。
恵まれた環境をエンジョイしていた真子。
しかし、真子はある日、異世界に召喚されてしまいます。
そこにいたのはポワンとい
う、可愛い女の子!
その時にふと目にした光景をマコリンは忘れられません。
『他の女の子の...初めて見た...可愛い!』
ポワンは真子にマコリンというあだ名をつけ、『一緒にこの世界で暮らそう』と誘いますが、真子にその気はありません。
なんとか元の世界に戻してもらえたものの、なぜかポワンもついてくることに...
すると予想通りというか、マコリンの周りは大騒ぎに!
更に、謎のゲート(異世界への扉)まで現れる始末。
マコリンは困っているかと思いきや、ポワンとのエッチなシチュエーションをひそかに楽しんでいたり...
果たして、マコリンは元の平和な生活を取り戻せるのか?
それともポワンとの甘美な日々に溺れてしまうのか?
あっと驚く結末が...待っているとかいないとか...
〇アルファポリス様にも掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-10 20:00:00
157223文字
会話率:42%
ここ王都は勇者一行が魔王を倒したことで歓喜に包まれていました。
しかしその中、一人寂しく王都を去っていくメンバーの姿が...
彼女の名はグラーツィア。愛称はツィア。
人々からは大賢者様と呼ばれ敬われています。
そんな彼女は傷心の中にいました
。
理由は勇者エリザが結婚相手として、自分ではなく同じパーティメンバーのサヨコを選んだこと。
ツィアはどこか遠くに行ってひっそりと暮らそうと考えていました。
しかし、その旅の途中で一人の魔物に出会います。
彼女は春の精霊という人間型の魔物で、魔界に帰る途中で仲間とはぐれ、途方に暮れていました。
ツィアは仕方なく、その魔物、ハルを魔界まで案内することに。
二人の第一印象は鮮烈でした。
『なんて可愛い子なの!!』
『綺麗...こんな美しい人がこの世にいたなんて...』
やがて二人で旅をするうちにその気持ちは恋心へと変わっていきます。
これは人間と魔物が途中で出会う魔物たちを助けながら旅をしていく物語。
そしてお互い、心を通わせたり、ちょっとエッチなことをしたりしながら、その想いを育てていく物語。
やがて魔界へと着いた時、二人はどうなってしまうのでしょうか?
予想通りの結末が待っています!...多分...
〇アルファポリス様にも掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-04 20:00:00
166955文字
会話率:41%