北宋の翰林学士・司馬光は、歴史書「資治通鑑」を編纂している時に、自分の先祖が行った三国志の時代のある事績を見つける。
旧法党の首魁司馬光、その先祖は三国志の英雄・司馬懿仲達の次の弟・司馬孚であった。
司馬一族は、曹爽の専横期に魏を蝕む蜀の銭
の存在に気付く。
後漢時代の記憶を持つ司馬孚は、甥の司馬師・司馬昭らと共に蜀が仕掛けた通貨戦争に反撃する。
【登場人物】司馬孚、司馬懿、司馬師、司馬昭、司馬望、賈充、曹爽、何晏、夏侯玄、陳泰、鍾会、
姜維、夏侯覇、劉巴、諸葛誕、毌丘倹、文欽。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-17 18:00:00
155028文字
会話率:14%
生まれ育った国を捨て、敵国蜀漢へ亡命した夏侯覇。
決死の逃亡の末、行き倒れていた彼を救ったのは、蜀の将軍・姜維であった。
死んでいる筈の人間の生存、起こらない戦争、姜維と周囲の人間関係の違い、夏侯覇自身の末路。
何かが違う蜀と違和感の正体
に、次第に夏侯覇は迫っていく。
「MAGNET MACROLINK」にて連載中の「胡蝶の夢、華の未知」と同じものとなります。
https://www.magnet-novels.com/novels/53526折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-22 00:00:00
182459文字
会話率:55%
夏侯家の令嬢・玉華はある日、薪を拾いに行った際に出会った張飛に攫われる。
いつ命を失ってもおかしくない状況の中、玉華は何をしてでも生き延びなければならなかった。
彼女には、「罪」があったのだから―――
正史「三国志」の表記を元に、張飛の妻
を考察、捏造した小説です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-27 12:00:00
38950文字
会話率:45%
張飛が娶った齢13,14ばかりの娘のことは、夏侯淵伝注釈の魏略にある。
彼女は夏侯覇の従妹だが、名は判らないので夏侯氏と呼ばれている。少なくとも二男二女を産み、長女と次女は劉禅の后となった。
夏侯覇が蜀で諡号を与えられたことから、この
記述の信憑性は足りると考える。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-07-31 22:57:49
6906文字
会話率:0%