アマギはとある街に訪れていた。
照り付ける太陽に嫌気が差しながら、街に入ってすぐにあった酒場へと逃げ込む。そして空腹からそのまま食事を取る事に。
異様に空気の乾いた酒場では、他の客の愚痴が響いていた。
「ったく、水不足はいつまで続くんだ
よ」
水不足を解決するために行われるこの街の儀式、雨乞い。
何度も行われる雨乞いとその捧げ物が、生活の負担になっているとの愚痴が溢れていたのだ。
店主に聞いてみると、もうずっと雨が降っておらず、たまに降る雨が待ち遠しくて仕方がないらしい。
こんな街はさっさと去った方が良いと助言され、諦めムードな住民を見たアマギは、つい不服そうな顔を返す。
「じゃあ会いに行こうか。空の精霊に」
雨の降らない異常気象。その理由を、アマギは知っていた。
少しでも面白い、期待出来ると感じたら、評価☆やブックマークを押して頂けると励みになります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-16 21:10:17
8736文字
会話率:55%
昔々、人類は魔王率いる魔族に脅かされていました。魔王を倒すべく、聖剣に勇者として選ばれたのは、城に勤める一般兵士の青年でした。しかしこの青年、見た目も思考も行動も、どこか一般的な勇者像からズレた、突飛な勇者様だったのです――……。
最終更新:2021-06-18 22:07:05
11056文字
会話率:13%
賑わっていた茶会の場で突如として始まったのは茶番劇。
婚約破棄してやるだとか、いじめたんだから罪を認めろだとか言ってるけど、まあ私は傍観者だし…。
関係ないよね…?
そんなことを考えつつ、傍観者でいたアルティア・ノルンフォード公
爵令嬢は、突如現れた男によって当事者でいることを余儀なくされた。
これは外見しかとりえのないお花畑王子と傍観者を貫きたかったご令嬢の華麗…ではない攻防戦(?)。
***
流行っている(いた?)乙女ゲームものを書こうとしたら失敗しました。設定甘いのでゆるく暇つぶし程度に読んでいただけたら幸いです。
*3/20 18:30 訂正いたしました。大幅に修正してます。*
*3/30 8:30 訂正いたしました。大幅に修正してます。*
***折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-18 23:57:29
7948文字
会話率:43%