この世には恐ろしい病気がある。
「魔族変異症候群(トランスデモンシンドローム)」
通称魔人病。
人間が徐々に魔族のような身体に変異していく病気だ。
かかったら最後、治療どころか進行を遅らせることすらできない不治の病と言われている。
原因すら
判明していないことから魔族が人間を呪っているとも言われ、
世間では魔族との停戦協定を破棄し戦争をするべきという声もある。
全く恐ろしい限りだな。
さあ、完成だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-13 07:00:00
9786文字
会話率:38%
リゼは王都で工房を経営する若き経営者だ。日々忙しく過ごしている。
売り上げ以上に気にかかるのは、夫キッドの健康だった。病弱な彼には主夫業を頼むが、無理はさせられない。その分リゼが頑張って生活をカバーしてきた。二人の暮らしでそれが彼女の幸せ
だった。
「ご主人を甘やかせ過ぎでは?」
周囲の声もある。でも何がいけないのか? キッドのことはもちろん自分が一番わかっている。彼の家蔵の問題もあるが、大丈夫。それが結婚というものだから。リゼは信じている。
彼が体調を崩したことがきっかけで、キッドの世話を頼む看護人を雇い入れことにした。フランという女性で、キッドとは話も合い和気藹々とした様子だ。気の利く彼女にリゼも負担が減りほっと安堵していた。
しかし、自宅の上の階に住む老婦人が忠告する。キッドとフランの仲が普通ではないようだ、と。更に疑いのない真実を突きつけられてしまう。衝撃を受けてうろたえるリゼに老婦人が親切に諭す。
「お別れなさい。あなたのお父様も結婚に反対だった。あなたに相応しくない人よ」
そこへ偶然、老婦人の甥という紳士が現れた。
「エル、リゼを助けてあげて頂戴」
リゼはエルと共にキッドとフランに対峙することになる。そこでは夫の信じられない企みが発覚して———————。
※アルファポリス様にも投稿させていただいております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-12 21:17:36
118907文字
会話率:44%
2022年12月9日に突如発表された自衛隊からの「攻撃ヘリ」及び「救難機」廃止の発表。
攻撃ヘリに関してはまだしも救難機の廃止については一部で不安視する声もある。
夜間の救助にあたって諸所の懸案事項が生じるからだ。
しかしながら筆者はこの裏
にティルトローター機が関わっていると考えており、ともすると採用予定であるのは「V-280」と呼ばれる、新型ティルトローター機ではないかと推測。
本エッセイではその理由や攻撃ヘリ廃止について解説を試みる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-10 00:17:05
9711文字
会話率:0%
“私の傍に居て!” 貴方に届かない声もある。
最終更新:2021-10-04 03:00:00
1187文字
会話率:40%
サッカー選手香山は実力NO.1の選手。彼へは称賛の声とともに、批判的な声もある。彼はその事に悩み、疲れていく・・・
最終更新:2021-09-02 17:20:41
2006文字
会話率:18%
大陸新暦四一七年。
かの災厄〈大破局〉よりおよそ四百年の時が過ぎ、少しずつだが失われた文明の復興が遂げられている時代。再建を目論む蛮族達の侵攻を幾度となく退け、勝ち残った人族は緩やかにだが平穏を取り戻しつつあった。
最大の懸念であった
蛮族達の勢力は百年前の人蛮族戦争において人族側が勝利を収めたことで衰退の一途を辿っている。最盛期と称されるアル・メナス期には未だ遠い。しかし、人族の再繁栄は約束されたも同然だと、誰もが口を揃えてそう唱える――はずだった。
百年前の人蛮族戦争後より少しずつ減少していた人族の出生数が、十年前よりついに途絶えた。まるで生誕そのものを奪われてしまったかのように、人族から新たな芽吹きが消えていった。
追いつめられた蛮族が人族に掛けた『不誕の呪い』だという声もあれば、神からの警笛だという声もある。いずれにせよ真実は誰の手にも掴めず、ようやく平穏を取り戻したばかりの世界は微かに終末へと傾きつつあった。
〈大破局〉から四百年後のラクシアを舞台にしたSW2.5キャンペーンリプレイ。
本作は、「グループSNE」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『ソード・ワールド2.5』の、二次創作です。
(C)GroupSNE
(C)KADOKAWA折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-17 20:48:56
562753文字
会話率:51%
『それ』がやってきたのは信也が十歳のときだ。『それ』は海の主となった。『それ』は街を襲う訳ではない。陸に近づくこともない。しかし、地球上の海を自由に移動し、半径20km以内に入った人間を攻撃してくる。近づかなければ害は無いし、無視すれば良
いという声もある。事実、現在でも尚、海上交通は生きている。
ただ、陸に近づかなかったのは今までの話だ。『それ』が来てからまだ十五年も経っていない。『それ』が陸に近づかなかったのは偶然かもしれない。
もし陸に近づいたらどうなるのか。もし陸に近づいたときに『それ』の半径20km以内に大都市があったらどうなるのか。
我々人類に、その可能性を知らしめたのが、七年前の『千島海上石油プラント襲撃事件』である。
千島沖150kmを移動中の『それ』の予想進路の先に件の石油プラントがあった。
国際海上安全管理局(International Marine Safetycontrol Station)IMSSは、直ちにプラント職員に避難命令を出し救難ヘリを飛ばしたが、到着するか否かのところで攻撃を受けプラントは崩壊、プラント付近まで来ていたヘリも攻撃を受け撃墜。プラント職員十八名及びヘリクルー四名の合わせて二十二名の尊い命が失われた。
これを受け各国政府は、『国際海軍』を設立。宇宙からやって来た『それ』に立ち向かう決意を示した。
//更新情報は活動報告に上げています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-06 03:33:27
17111文字
会話率:25%