【 私にしか見えない彼は、アイヌの置き土産。急に店が繁盛していく 】
舞の仕事は『ガーデナー』公園の花々を管理する園芸職人。自立した人生を目指す日々。
ある日、父が突然、ガーデンカフェを経営すると言い出した。
男手ひとつで育ててくれた父
を放っておけない舞は仕事を辞め、都市札幌から羊ばかりの士別市へ。父の店にあるメドウガーデンの手入れをすることになる。
しかし父のカフェ経営は綱渡り状態が続き閉店しそう……
二年目の夏、舞の目の前に、黒髪が虹色に光るミステリアスな男性が現れる。
なのに彼が見えるのは舞だけのようで?
しかも会うたびに、不思議と店が繁盛していく
この人は幽霊? 森の精霊? それとも
繁盛すればトラブルもつきもの。 庭で不思議なことが巻き起こる
徐々にカムイの真相へと近づいていきます。
※アイヌの叙事詩 神様の物語を伝えるカムイ・ユーカラの内容については、専門の書籍を参照にしている部分もあります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-31 22:00:00
207510文字
会話率:45%