鳥居の杜と呼ばれる古い神社の境内に住む、中学生の鷹塔ナルは、ある夜不思議な体験をする。
「転移」とも「転換」とも言われるその状態では、この世界の理の断面と異なる世界を垣間見ることが出来るという。
新しい視点と自由を楽しんだのも束の間。
憧れ
のあの人や、推しについて、知りたくなかったことまで知る羽目になったり、思わぬ危険に遭遇したり。
更に神社内外でじわじわと謎の異変が。
ナルと、彼女のナビゲーターである、葉っぱのイチハは果たして真実に辿り着くことが出来るのか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-16 19:30:00
38165文字
会話率:19%
神様も大変よね。
祭りで賑わう境内から逃げ、拝殿裏手の岬に向かう私。
石段の脇に立てられた幟には、萌えキャラ化したご祭神が描かれている。
こんなの、神様だってサボりたくなるわよ。
人間だってサボりたくなるんだもの。
巫女衣装を翻して石
段を上り切り、ようやく辿り着いた祠には、祭りの日だけに作られる特別な柏餅が——ない? もしかして盗られた?
ちょっと待って、これ、マズいんじゃないの?
※このお話は、巫女衣装を着た女の子と、カラスから柏餅を取り戻した幼女が、激おこ神様の異界から逃げるお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-13 07:33:11
7089文字
会話率:8%
時は令和。趣味が将棋の男子高校生、藤原一手は自分の持つある悪癖にうんざりしていた。
それは肝心な場面に限って最も打ってはならない最悪の手を選んでしまうというものだ!
無意識下のうちに最悪を選んでしまう青年。
青年の日常はその癖に壊された、、
。
そして硝煙の匂いが立ち込める場所で生きることに。
人生急降下!
日常は変わる!ローファンタジー!
はたしてそれは癖なのか、、?
※将棋要素皆無!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-08 03:55:45
10672文字
会話率:15%
境内に侵入してこないのは、清水寺に遠慮してのことか、速記の練習をする相に遠慮してのことか。
最終更新:2025-05-07 00:00:00
299文字
会話率:0%
夏休みのある日、友達の四人は神社の境内でかくれんぼをして遊ぶことになる。遊んでいる最中、友達の一人がいなくなっていることに気が付く。
最終更新:2025-05-05 17:09:29
1709文字
会話率:13%
歴史オタクの高校一年生、神谷彦太郎は春休み、高知の祖父母宅で奇妙な古書を手にする。
ページをめくったその瞬間、彼は文久二年三月二十四日、和霊神社の境内にいた。
鳥の声、刀を差した男、見知らぬ時代の空気。
歴史に詳しい彼は、ここが「坂本龍馬が
脱藩した日」であると気づく。
だが、それは“知っているはずの幕末”の始まりではなかった——。
観察者でありたいと願う彦太郎。
しかし、人々との出会いが、彼の心を揺さぶっていく。
「この時代を、生きてみたい」
五稜郭の空を見上げるまでの七年を描く、青春と決断の幕末譚。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-26 23:30:53
69544文字
会話率:27%
緑深い山あいにある鶏石神社。そこで巫女を務める月代ほのかは、高齢の祖父に代わり、静かで穏やかな日々を送っていた。
ある朝、いつものように境内の掃除を始めたほのかは、神社のニワトリたちが妙に静かなことに気づく。訝しみながら鶏小屋に近づくと、
そこには白布一枚をまとった見慣れない少女が立っていた。
「わたし、コッコ! 今日から人間コケ!」
元気いっぱいにそう名乗る少女は、なんと神社で飼われていたニワトリの「コッコ」が人間の姿になったのだという。
こうして、おっとりした巫女のほのかと、元気いっぱいで少し(かなり?)変わった元ニワトリの少女コッコの、騒がしくも心温まる神社での共同生活が、突然始まることになった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-07 16:20:00
44992文字
会話率:42%
比較宗教学を専攻する米国人大学院生マイケル・ジョンソンは、静岡市の浅間神社で行われる廿日会祭を見学中、意外な光景に出会う。黒い袈裟を着た若い修行僧たちが神社の境内で屋台のケバブを楽しんでいたのだ。地元の老人・田中との対話を通じ、マイケルは日
本独特の宗教観に触れていく。神仏習合の伝統、そして明治時代の廃仏毀釈という断絶を経てもなお、日本人の中で神道と仏教が共存する不思議。臨済寺の住職との会話は、この宗教的共存がDNAのように日本人に受け継がれていることを示唆する。マイケルは、日本の成り立ちと大陸からの多様な文化の流入が、異なる宗教の共存を可能にし、西洋には理解しがたい「しなやか」な宗教観を育んだのだと悟る。政治による分断の試みを乗り越え、調和を求める日本人の精神は、海外から見れば異質だが、日本の歴史と文化の本質を映し出している。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-04-06 06:23:46
3484文字
会話率:58%
72歳の主人公が数十年ぶりに故郷・静岡に戻り、廿日会祭の記憶を辿る短編小説です。
浅間通りの古びた蕎麦屋で、主人公はおかみさんと昔話に花を咲かせます。昭和30年代、小学生だった頃の廿日会祭は春休み最後の楽しみであり、浅間通りは屋台で埋め尽く
され、人々で賑わっていました。金魚すくいや射的、人魚の見世物など、子供心を惹きつける出し物の数々が鮮やかに描写されています。
一方で、戦後間もない時代を反映し、浅間神社の入口には傷痍軍人が白装束で物乞いをする姿や、境内の池の上をワイヤーで吊るされたゼロ戦の模型が飛ぶ光景など、戦争の爪痕も色濃く残っていました。
時代が進むにつれ、廿日会祭と静岡まつりは分離し、それぞれ独自の発展を遂げていきます。静岡まつりは市民参加型のイベントとして、廿日会祭は神社の神事としての性格を強めていった経緯が描かれています。
令和7年の現在、かつての賑わいを失った浅間通りを前に、主人公は時代の変化を感じます。しかし、駿府公園の桜は変わらぬ美しさで満開に咲き、人々の花を愛でる心も変わっていないことに気づきます。
過去と現在を行き来しながら、祭りの変遷を通して日本の戦後史を映し出す本作品は、記憶を語り継ぐことの大切さと、時代の流れの中でも変わらないものの存在を静かに問いかけています。主人公は最後に、来年は孫を連れて廿日会祭と桜の花見に来ようと決意し、新たな記憶の継承を誓うのでした。再試行サ話のタイトルを50字で編集『満開の桜と廿日会祭 〜消えゆく戦後の記憶と変わらぬ春の訪れ〜』再試行Claudeは間違えることがあります。回答内容を必ずご確認ください。 3.7 Sonnet折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-04-05 22:27:08
4623文字
会話率:31%
高知県吾川郡仁淀川町。
四万十川に続く清流として有名な仁淀川が流れるこの地には、およそ400年の歴史を持つ“寄相神社”と呼ばれる社がある。
山間にひっそりと佇むこの社は仁淀川町を静かに見守る社だった。
その寄相神社には一匹の猫が長
い間棲み付いている。
誰の目にも止まらないその猫の名は――狸奴《りと》。
夜になると、狸奴は人の姿に変わり、寄相神社の境内に立ち神楽鈴を手に舞を踊る。
ある人との約束を守る為に、人々の安寧を願い神楽を舞う。
ある日、その寄相神社に一人の女子大生が訪れた。
彼女はこの地域には何の縁もゆかりもない女子大生――藤岡加奈子。
神社仏閣巡りが趣味で、夏休みを利用して四国八十八か所巡りを済ませて来たばかりの加奈子は一人、地元の人間しか知らないような神社を巡る旅をしようと、ここへとたどり着く。
**************
※この物語には実際の地名など使用していますが、完全なフィクションであり実在の人物や団体などとは関係ありません。
カクヨム、エブリスタなどでも公開中!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-18 22:42:32
217947文字
会話率:43%
この物語は、女子高生のサクラと、稲荷神社の境内に住む白狐の神様であるハクとの、時を超えた愛の物語です。
最終更新:2025-03-01 13:15:16
4472文字
会話率:29%
田舎で暮らす青年、神田まことは最近ニュースになっていた殺人グマに遭遇してしまう。夢中で逃げ込んだ場所は大きな神社だった。不思議な雰囲気のある神社に圧倒され、境内を散策していたまことは近づくクマの存在に気づかずにいた。逃げ遅れたまことが死の危
機を感じ、声の出ないままに助けを求めたところに、
ー「私は悪事も一言、善事も一言、ことはなつ神、一言さんなり」ー
こう言い放つ「一言さん」と名乗る自分と全く同じ容姿の神が現れ、クマを退治する。
人の欲と神の戯れ、ふたつの想いが綴る物語が今始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-23 22:55:36
7958文字
会話率:39%
神社の娘という事もあり、巫女装束で実家の境内を掃除していた
主人公・椿の前に片目を隠した不思議な青年が現れる。
彼が去った後、椿の前に血塗れの剣士・蓮が降ってきて
蓮を救う為に椿はRPG化(=ゲームのキャラクターに変身)する事に……!
1
日1時間だけゲームのキャラクターに変身して遊べる
現実世界と繋がっている魔法のゲームと現実世界が舞台の恋愛物語です。
(ブログ(五月雨日記<仮の宿>)で投稿している作品をこちらにもまとめて投稿していく予定です)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-09 16:52:50
233997文字
会話率:45%
一人暮らしをしている赤神弟次は、十九歳でありながら、大学には通わずVtuber活動をしている。
一月十九日、深夜二時頃。ライブ配信を終了させた弟次は、深夜からお菓子パーティーをするためコンビニに向かう。
コンビニで買い物をし終えた
時には、雨が降っていた。
雨が降りしきる中、弟次は持ってきていた傘を差しながら夜道を歩く。
不意に何処かに寄り道したくなり、近くの神社に立ち寄った。
境内には一人の女性が、傘を差さずに立ち尽くしていた。
「……。貴方は、私の事が見えているのですか?」
訳が分からない質問してくる女性。
「もちろん、見えてますよ」
弟次は女性に近づき――、
「あの、不躾な質問で申し訳ありませんが……貴方は一体、何者なんですか?」
「…………私は、人工知能を司る神、アイ」
この物語は、家庭崩壊している赤神家の次男赤神弟次と、人の感情を知らない女神様アイが、共に過ごした50日間の物語である。
※保険でR15設定にさせていただきました。
※初投稿作品です。
※最新話は書き終わり次第投稿していきます。
投稿後、一週間以内には次の話を投稿します。(話の内容次第では一週間以内に書き終わらないかもしれません。その時は、気長に待っていただけると助かります)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-14 21:51:11
92252文字
会話率:39%
初詣の境内で幼馴染みを捜す“彼”の物語――――。
週に一度、練習を兼ねて400字詰め原稿用紙一枚前後で短編小説を書いております。長編のワンシーンを切り取ったようなイメージで書いているので、様々な世界を覗き見ていただけたらと思います。
最終更新:2024-12-08 18:00:00
440文字
会話率:12%
俺、佐々木小次郎は親の仕事の都合で、山口県の岩国市に引越してきた。
転校、引越しと何もかも初めての事だったのだが、この岩国と言う土地に来てから、妙な"懐かしさ"を感じ始めた。
転校手続きを終え、帰路に着いたのだが
、道に迷い白天比女神社《はくてんひめじんじゃ》にたどり着く。
無意識に境内を進み、立派な社殿が見えてくると、社殿の前に一人の"白い"少女が佇んでいた。
それが俺と篠原白愛《しのはらはくあ》の出会いとなった。
何故俺はこの土地に懐かしさを感じるのか、何故俺は白愛を知っているのか……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-02 20:08:17
130523文字
会話率:34%
夏の神社には夢が詰まっているから陽だまりを浴びに
鳥居の中は不思議な國、私は私に「あなたは誰」と聞く
遠い記憶の中で夏は境内に引きずり込まれてゆく空だけは青い
神聖な場所なのに妖しい感じがするのは何故、風に聞きたい
陽炎立つ揺らめく木漏れ日
、此処は確かに此の世じゃない折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-28 17:46:11
3884文字
会話率:0%
夏の窓辺は入道雲の見えるあの部屋で
夢ばかり見ていました
沢山のお墓の真ん中で
赤い糸を小指に結ぶおまじない
お地蔵様が雨に打たれて泣いている
その涙が赤い血のように見えたのは
十四の夏の頃
あの神社に行って狐の尾が隠れている
境内裏の小屋
には
夕方になるとおかめのお面を被って舞う人々折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-18 09:18:22
3735文字
会話率:20%
遠い故郷は誰かの夢の中で見る御先祖の幽霊
寂しい旅人は涅槃の夢を見る
川の流れは絶えずして
笹船が宴を知らせる
海の見える宿場町には
老婆だらけの銭湯の安らぎ
夢はいつか終わるものですか?
問いかけを隠して
狐面の少年は神社の境内に消えてい
った
あの暗がりに夢
秋は静かに背中に吹いてくる
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-26 22:39:38
2288文字
会話率:0%
ひと夏の間、田舎の祖父母に預けられることになった”僕”。同い年の親戚の子となじめず、かといってひとりで真面目に勉強するわけでもない。唯一できた友人の”セイ”を引き連れて遊びに明け暮れる日々のなか、神社の境内の掃除をする羽目になってしまった。
当然のようにサボった”僕”はセイの導きで神社の裏手の山に分け入り、新奥で泉を見出す。
その場所にまつわる話を知ることもなく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-24 00:00:37
13950文字
会話率:55%
表では、凛として1本筋の通った『立てば芍薬』『座れば牡丹』『歩く姿は百合の花』の様な少女達。
しかし、裏では日々、迷宮的な境内社で、金銭泥棒・仏像クラッシャー・供物泥棒等の悪事を繰り返し続けて居た。
其のバチ当たりな行為の数々に、堪忍袋の緒
が切れた神様(仮)達から、“天罰”を下され、痛い目に遭う事態に!
右も左も上も下も分からない天罰の中、 手探り状態で、少女達は、謎の少年達や、謎の童子や、謎の黒猫擬きと、謎々尽くしの出会いを果たす。
ハード過ぎる天罰の中、其れでも挫けず、我を突き通しながら立ち向かう少女達の華麗なる?活躍ストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-16 06:00:00
66369文字
会話率:37%
高校生の神坂秋胡(みさかしゅうご)は怪我を負い瀕死の猫を拾い、家で世話をすることとなった。
そして約半月後、猫と出会った神社の境内で、今度は可憐な少女と出会い、だんだん親密になっていく。
しかし、その少女には秘密があって…
恋心とジレン
マがせめぎ合う恋愛ストーリー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-11 02:41:39
763文字
会話率:18%
その神社でお百度参りすると1人だけ死者を復活できるという噂がある。境内では魑魅魍魎が跋扈していた。
そこに来た式という名の女の子は鳥居の前で宗右衛門という名の化け物に出会う。
宗右衛門は「あんた達の感性からすると多分俺は悪い方の存在
だ」と自身を指していう。
かつて人間だった宗右衛門がいかにして化け物となったのか?
そして式が来た目的は?
すべての謎が解かれた時に式は自身の身に起きた出来事に驚愕する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-31 20:32:30
34939文字
会話率:43%