ある日、小さな町工場を、大きな衝撃が襲う。自社の薬品製造用機械部品が「軍事転用のおそれあり」として、経営陣が逮捕されるのだ。
経営陣の娘であり工場の広報営業担当の木賊彩花は家族や会社の無実を訴えるが、個人にとって警察の力は強大だった。「国家
が危機に関わる問題」を謳いつつ「組織的保身」を目論み追求の手を緩めない公安七課の面々。
さらにSNSでは売国企業などと非難され、無実を訴えるも自由を奪われ続ける彩花の父と祖父。「人質司法」の壁を前に、いよいよ追い詰められる彩花は、かつてネット炎上事件に巻き込まれたという女性の存在を知る…。
果たして、町工場の無実は証明されるのか…! 女弁護士・九印葉桜が、東京地検特捜部エースの竜崎薫子と東京地裁で激突する!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 12:00:00
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会話率:50%
リーマン・ショックが起こった年の暮れ、早紀が勤める法律事務所に東京地検特捜部の家宅捜索が入る。容疑は非弁提携、逮捕状がだされた所長の信澤はそのときすでに逃亡しており、ひと月後に自殺体で発見される。事件は指定暴力団がからむ大がかりな闇金マネー
ロンダリング事件へと発展し、早紀は弁護士資格を失う。一年後、クリスマスでにぎわう銀座の街角で『よろず六法相談』の看板に火がともる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-23 11:19:15
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会話率:55%
対話型AIの研究のために、チャット類型のデータを蓄積するという目的で行われるチャットのバイト。割は悪いが仕事は簡単。ところが、東京地検特捜部がやってきた。一体何のために!?
※「カクヨム」にも掲載しています。
最終更新:2023-04-16 14:09:12
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会話率:40%
女性大臣の秘書で、複数の女性
釣られた
最終更新:2020-05-11 00:36:02
224文字
会話率:9%
九月の下旬、M市内にある民自党衆院議員の佐藤研一郎の地元事務所に、東京地検特捜部の家宅捜索が入った。捜査班のチーフの皆木が陣頭指揮を執り、特捜の一員である俺も捜査に加わってガサ入れする。佐藤は二年後の二〇一五年に市内に建設が予定されていたレ
ジャーランド着工の便宜を図る見返りとして、ゼネコンの古谷工業から二億の金を小切手で受け取った疑いが持たれていた。俺たち特捜は捜索のため、動き続けていたのだが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-09-26 14:20:48
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会話率:56%