世界には魔物とそれらを従える魔王が幾人もいた。
彼らは時に残虐に、時に圧倒的理不尽で世界を犯していた。
そんな魔の者に対抗する世界の希望、それが勇者だった。
おっさんは、勇者パーティーに所属する35歳、若い勇者と御子、盗賊の少
女を大事大事にしていた。
あやゆる家事を受け持ち、時にはわけのわからない世界からの贈り物、ギフトを行使して勇者たちを守っていた。
そうして勇者パーティーにつくしていたおっさんだったが、その日突然勇者直々にパーティーを抜けてほしいと宣告されるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-14 16:18:18
33762文字
会話率:64%
アニメ見てたらいつの間にか火事で亡くなった葉村優希はひょんなことに天使と出会う。そこで魔の手が迫っている国を救う為に異世界行きのチケットを手にすることになったが、天使からの祝福は何も無し!?転生したけどここはどこ!?他力本願な葉村優希を取り
巻く圧倒的理不尽な世界で彼はどう苦悩し、どう足掻くのか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-21 22:36:34
19938文字
会話率:67%
「俺、本日付けで魔王やめるわ……!」
と、意気揚々と宣言したのは宵闇都市を支配する第二魔王テイカー。
仕事、仕事、仕事。
嫌気がさした。もう、仕事をしたくない。
ゴブリン並みに繁殖している勇者の頭がおかしいのだ。
薬でもキメ
ているのかと疑うほど言動が支離滅裂で、連れの冒険者共も精神異常者しかいない。
宵闇都市も侵略の対象となっており、今月だけで勇者を三人も殺してしまっている。
さすがに数が多すぎだろ……と、嘆いていたら直属の部下が勇者を含め二十八人も殺していた。
積み重なる応援要請の紙束に、俺達の目の下には酷い隈ができている。
いくら悠久の時を彷徨う不死者でも睡眠欲求はあるのだ。
もう無理、限界。
書類を見るのも嫌になって、いっそのこと三人の部下と共に安息の地へ移住しようと俺は決意した。
しかし、魔大陸全土に安息の地など有りはしない。ゴブリン並みに湧いてくる勇者がいる。
そこで思い立ったのは人族の領域に行くこと。そして、勇者ランクというものを知る。
勇者ランクとは施設代等を無料に出来、支援金という名の莫大な金を貰える制度であった。
求めるものがそこにある。
しかし、勇者ランクを維持するには二ヶ月に一度――魔族を殺さなければいけないというもので。
基本的に週末は更新しません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-03 19:07:03
32190文字
会話率:40%
冒険者育成学校を首席で卒業し、天才ともてはやされていたクロース・シュベルティーは、世には勇者という、理不尽を絵に描いたような存在がいると知る。その存在はあまりに大きく、道を踏み外した勇者は世界を大きく狂わせる。クロースはあることをキ
ッカケに、勇者を抹殺していくことを決意した。
圧倒的理不尽をに立ち向かう、クロースの冒険が始まる!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-03 03:17:27
1653文字
会話率:55%
常軌を逸した能力を持つ姫武の一家。異常者は異常だからこそ異常な日常を過ごす。本人が望むと望まざるとにかかわらず。
末妹、姫武・朱火もその一人だ。
兄や姉たちと離れて異世界へと落ちてきた彼女を待ち受けていたのは、自分で何もかもを判断せねばなら
ない成人の儀式。今までのように年長者を頼る事の出来ない状況で、彼女の精神は急速に成長していく。
これは、一個の世界を背負う小さな支配者の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-07 20:16:44
3824文字
会話率:26%