引きこもり気味の私は、期末試験が終わって早く帰って来る筈の妹にスーパーへ寄って買い物をして来るよう頼んだが断られた。
外は雨、おっくうでウダウダしているダメな私の物語。
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最終更新:2024-07-11 15:56:58
1517文字
会話率:6%
第26回電撃大賞の1次通過作品となります。
公募用に改稿したバージョンとなっている為、以前連載していたものと若干変わっています。
ごく普通の高校生でアニメオタクの数馬九十九。
九十九はオタクだからといって引き籠りってわけでも、友達
がいないわけでもない。ごくごく当たり前の高校生活を送るティーンエイジャーである。
そんな九十九が、冬のコミックマーケットでのある事件を切っ掛けに、コスプレイヤーを撮影するカメラ小僧、「カメコ」の世界に興味を持ち始める。
貯金を崩して買った一眼レフカメラを手に、写真の練習をしてきた九十九。
いよいよ、コミケでの初めてのカメコ参加の日に、九十九はコミケ会場で見知った人物に偶然出会った。
土留彩羽。
九十九と同じ高校に通う一つ下の後輩。
彼女とは図書委員の時に、貸出係などで何度か顔を合わせるくらいで、特に親しい先輩後輩というわけでもなかった。
しかし九十九は、夏コミのコスプレエリアで、コスプレイヤー達を見つめる彼女の姿に目を奪われてしまった。
彼女に向かって無意識にシャッターを切った時、土留彩羽が最高のコスレイヤーになれると確信した九十九は、彼女にコスプレをしてみないかと言ってみる決意をするのであった。
「地味な子はなにをやっても地味なんですね」
数馬九十九、17歳高校二年生。
土留彩羽、16歳高校一年生。
初心者カメコと初心者レイヤーの二人が織りなす、ドタバタコスプレ恋愛コメディ。
はじまります!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-02 09:00:00
93738文字
会話率:40%
小学校低学年の頃の私たちの間で、流行っていた遊びのひとつ。
それは通学路近辺にある、土がむき出しになった斜面。その根元にある土留、擁壁の上から飛び降りること。
自分に合った高さから飛び降りて、度胸を示すという危ないもの。
怪我と隣り合わせ
の中、皆から頭一つ抜けて、高所から飛び降りる少女がいた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-07 20:00:00
3970文字
会話率:8%