とあるところに、突然異世界に落ちてしまった恋人同士の二人がいた。
二人はその異世界を手に手を取って突き進み、遂に帰還を果たすことに成功した──。
そして、この物語はその後のお話。
帰還を果たすまでの過程で、自由に異世界と地球を行き来できる
ようになっていた。
そして二人は知ってしまった。その異世界の魔物の美味しさを。
そして二人は手に入れてしまった。美味しい魔物を手に入れる力を。
ならば悩む必要なんてない! 美味しい魔物を求めていざゆかん!
数が少ないなら増やして食おう! 絶滅しているのなら甦らせよう!
沢山あるなら商人に売ってもらおう! 美味しいもので異世界を満たす!
そんなことをやっている内に、いつの間にかそれを取り仕切っていた少年は、その世界においてこう呼ばれるようになる。
──食の革命児、と。
※この物語は前作『レベルイーター』の最終話後の物語となっています。
ですが、そちらを読まなくても楽しめるよう構成していくつもりです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-16 12:00:00
2185695文字
会話率:44%
私の心霊スポット備忘録です
実際に行く事はおすすめしません
行く場合、私有地につき通報される場合があります
入るなら土地所有者の許可を取って下さい
最終更新:2023-01-01 08:42:14
37063文字
会話率:4%
藤木は、仮想通貨取引所のハッキング被害者の説明会で、会話自動翻訳アプリを作ろうとしていた後輩・沢尻に会った。藤木は極楽ぶりを発揮し、そのアプリを世に送り出してやる言い、プロトタイプができるまでにした。元妻が慰謝料を請求したので中国に逃げた藤
木は、自由中国の活動家や、大財閥の総帥・洪に出会った。藤木が日本に戻ると沢尻の翻訳アプリは販売段階になり、販路を拡大のために渡米した。そこで出会ったミラーが所有する月の土地には莫大な富があると聞かされた。藤木はミラーに月に行かせてやると大見得を切った。月に行くための莫大な資金は、持ち前の話術で獲得した。月面に行き、拾ってきた月の石の中に価値がある未発見の鉱物があり、宇宙開発における所有権の問題がクローズアップされた。藤木は新たな国際ルールを作ろうと奔走し、国際共同開発ではなく、民間開発ができるようにした。月面の土地を所有する藤木は、推定資産世界一となった。近未来アイテムが面白い。この作品は「NOVEL DAYS」にも途中まで掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-04 14:45:51
104178文字
会話率:64%
時は天長三(八二六)年。権勢を極めた藤原冬嗣の死とともに、権力は右大臣藤原緒嗣のもとに移った。
冬嗣の子藤原良房は嵯峨上皇の娘を妻に迎える厚遇を得ていたが、父冬嗣と対立していた緒嗣の権力下では冷遇され大学頭へと左遷される。だが、そこで大
学生達の支持を集めることに成功した良房は、自らの権力基盤を若者と民衆の支持に置くことを決意し、緒嗣と対決することとした。皇太子正良親王の教育係に転身した良房は、それまで二〇〇年間誰もが疑うことなかった律令制への反旗を見せる。緒嗣ら高齢者の非難を受けた良房であるが、法の盲点を突いて大規模な土地所有に乗り出し莫大な財産を築いて失業者の救済と地方の発展を呼びよせた。そんな中、淳和天皇は退位し正良親王が仁明天皇として即位する。
その頃国外では新羅の混迷が増し、日本への海賊襲来となっていた。国外対策を模索する緒嗣は新羅を通さぬ唐との折衝を目指して遣唐使の派遣に乗り出すが、遣唐使の派遣計画は国家財政の破綻を招き、経済対策に追われた緒嗣の政策は大インフレを呼び起こし、治安が急速に悪化した。良房はその対策に追われ国内の盗賊相手に武力を行使すると同時に遣唐使派遣の中止を主張するも、緒嗣は遣唐使派遣を強行に主張。出航した遣唐使船は全て遭難し百名以上の命が失われる。遣唐副使小野篁らは唐への派遣を拒否して下船し朝廷批判をした。残された遣唐使たちは命がけの航海で唐に渡り全ての船を失いながら帰国したが、緒嗣の企画した唐との折衝は確立されずに終わり、緒嗣の権力は怪しくなる。
追い詰められた緒嗣らはクーデターを企画。嵯峨上皇が病に伏した隙を狙い、配下の橘逸勢と伴健岑の二人に皇太子恒貞親王の拉致した上での決起を命じるが、これを見破った良房はクーデターを食い止め緒嗣を失脚させることに成功。承和一〇(八四三)年、緒嗣の死とともに日本の権力は藤原良房の手に渡った。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-05-02 06:04:28
178115文字
会話率:13%