二つの核保有国の独裁者による会談が決定し、世界中に緊張が走った。
国際的に孤立する両国。その狙いは、この会談で平和条約を締結し、敵対する陣営に対して結束を誇示することにあるのだろう。
プライベートジェットで到着したピグ大統領を、チョウ
国家主席が笑顔で出迎えた。二人は穏やかに握手を交わし、写真撮影のフラッシュが絶え間なく焚かれた。
その後、二人は別々の車で移動し、首都で盛大な歓迎セレモニーに臨んだ。セレモニーを終えると官邸へ移動し、互いに贈り物を交換してから昼食を共にした。
ここまではすべて予定通りだったが、両者の間には終始、微妙な警戒心が漂っていた。しかし、食後に二人きりで出かけたドライブを境に、その雰囲気は一変した。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-12-24 11:00:00
984文字
会話率:15%
国家主席が宇宙人の謝罪を受け入れたのに、それに異を唱えたのは某国の大使だった。
しいな ここみ様主催企画「麺類短編料理企画」参加作品です。
企画の規定に2000文字縛りがある為に短編で2本、前編と後編に分かれています。
最終更新:2024-10-05 13:00:00
1567文字
会話率:44%
暗殺者は狙撃に成功すると呟く「チェックメイト」と。
なろうラジオ大賞4参加作品です。
最終更新:2022-12-09 13:00:00
1000文字
会話率:16%
台湾侵攻を決意した中華人民共和国国家主席の華鉄一は、数年に亘って朝鮮民主主義人民共和国に経済的・軍事的支援を惜しまなかった。彼が狙うのは「朝鮮・台湾同時危機」。朝鮮人民軍と中国人民解放軍が同時期に軍事行動を起こすことで、周辺諸国を圧倒しよう
というのである。その狙いどおりに中国製兵器の導入によって強化され、南侵作戦の発動を待つ朝鮮人民軍。一方の韓国大統領の白武栄は、南北統一と対日戦略を夢想するばかりで、朝鮮戦争再戦の可能性から意図的に目をそらし続けていた。かくして朝鮮・台湾同時危機は現実のものとなり、朝鮮人民軍の南侵が始まる。日本政府も韓国国内の邦人避難のために動き出さざるをえず、自衛隊は否応なしに朝鮮・台湾同時危機へ飛び込んでいくことになった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-01 20:00:00
225374文字
会話率:18%
2021年10月、日中軍事衝突――! 2019年末に流行が始まり、2020年に猛威を振るった新型インフルエンザは世界経済を完膚なきまでに叩きのめした。さらにこの新型病疫への対応を巡り、世界各国は対立。国際機関は信頼を失い、人心は人種間・地
域間差別と人々の利己的な行動の連続に疲弊し、全世界的に国際協調の精神は薄れた。
そんな中、新型インフルエンザ封じ込め失敗の責任をとり、比較的穏健であった中華人民共和国国家主席の朱得華は2021年3月の全国人民代表大会を以て退任。2020年度の内に実権を握っていた新たな国家主席、金洪文は覇権主義的な政策を打ち出していく。
他方、米国は新型インフルエンザによる疲弊と、日本国内の反米運動に業を煮やし、事実上の在日米軍縮小を始めていた。これをチャンスとみた金洪文国家主席は、台湾併合と西部太平洋における海上優勢の実現のため、尖閣諸島・与那国島・石垣島・宮古島をはじめとする南西諸島の奪取を画策する。
南西諸島近海へ進出する中国人民解放軍海軍の航母戦闘群、大陸沿岸に新造される航空基地と殲撃16型等最新鋭戦闘攻撃機の展開、中国人民解放軍ロケット軍・東風16号弾道ミサイルの移動――中華民国国防部参謀本部軍事情報局から、中国人民解放軍の動向に関する情報提供を受けていた日本国防衛省は、石垣島駐屯地の開庁や各種誘導弾の配備を急ぎ、弾道ミサイル等に対する破壊措置命令を利用してこれを迎え撃つ態勢を整える。
こうして新型ウイルスに対する戦争に勝利した世界で、“次なる戦争”が始まった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-03 16:47:28
169690文字
会話率:23%
主な登場人物
【日本海上自衛隊護衛艦むらさめ】
宇賀幸重……………………艦長 一等海佐
野村一郎……………………副長 三等海佐
【アメリカ海軍駆逐艦ズムウォルトⅡ】
ジミー・ミッチャー………艦長 中佐
ビル・ウォード……………副長
少佐
【アメリカ合衆国】
グラード・タイラー………第四十九代大統領
リチャード・ジャクソン…大統領首席補佐官
ヘンリー・ジョンソン……国防長官
ウィリアム・スミス………国務長官
ジョージ・ジョシュア……海軍作戦部長
レイモンド・コール………エンタープライズ空母打撃群司令官 准将
【中華人民共和国】
劉玄重………………………第十一代国家主席
宋翔…………………………特務大隊長 中校
ミリタリー系かつフィクションです。「カクヨム」にも投稿中。
終戦後100年を目前にして暴露された一連の事件が、自衛隊を、日本を揺るがした。そして解体される自衛隊を尻目に、中国は尖閣諸島を占領する――それぞれの守りたいものを胸に、戦いが始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-15 18:56:49
16586文字
会話率:38%