生まれて十数年の若い男の精霊、ネイ=ケイオは世界を数百年苦しめている<炎の魔王>ことフィーレの城へ行き、尽力することを条件に魔王軍の幹部として最前線で人間と戦うことを希望する。
かつてケイオの故郷の大森林やその周囲の村を幹部最強の一人邪神ラ
タスに攻撃され、その結果苦しまされたことを知っていたフィーレは、何故敵であるはずの我々と仲間になろうとするのかを問い、裏切るつもりがあるのではないかと他の幹部たちも疑ったが、ケイオは何一つ偽ることなく理由を話す。
ケイオはかつて自分が愛し自分を愛してくれた少女が一人の少年と恋仲になり、信じたくない光景を目の当たりにしたことで、かつてのラタスの襲撃が悪いのではなくこの文明が存在したことだと自己暗示して現在に至ることを話す。
また、ケイオと同じタイミングで魔王城を訪れた天才魔法少女シクラは、とある国の王子との条件を満たしたにも関わらず婚約破棄と国外追放を命じられたことで人間という存在に失望し、人類や人類と共存する者たち、その文明を魔王軍で幹部となって破壊し尽くしたいと話す。
文明の破壊や壊滅が目的ではなく、あくまで文明の侵略が目的であるフィーレは二人を軍に、そして幹部に加えるかを悩んだ挙句、二人だけで一つの国を陥落させてくることを条件に仮で幹部に任命する。
しっかりと国を陥落させつつフィーレとの約束が守れる作戦を考える二人は、魔王城に最寄りであり、人類にとって対魔王戦の砦となる世界最大の国シューラス王国を標的にして乗り込むことに。
作戦の途中、シクラはケイオの過去にとある関わりを持っていたことを告白し…。
魔王軍の幹部一人一人が、悲しい過去を抱えていた。それは、魔王フィーレも同じだった。
“BSS”こと“僕が先に好きだったのに”から始まる、訳あり魔王軍が文明侵略を目指して奮闘する異世界ファンタジー。
カクヨムでも連載中
https://kakuyomu.jp/works/16818093083663310789折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-26 20:59:36
3046文字
会話率:60%
W.G 0987
剣と魔法の世界から神が排除されてから間もなく1000年。
この世界においても発生した冷戦は10年近く前に終結し、次なる時代に進もうとしていた。
その流れに逆らうように、龍の国シュールにおいて龍族至上主義派によるクーデターが
発生する。
国連軍は政府を支援すべく軍を派遣するが、懐古主義である龍族が現代兵器を利用するという想定外の事態に苦戦を強いられる。
そこからの形勢逆転において中心になったのは、MF-18ホルニッセとP-16ダンシングスワローを駆る、とある航空隊であった。
ハーメルンでも同時投稿を行っています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-17 19:44:30
103296文字
会話率:38%
剣と魔法に支配されている大国、シューヴァ。
二年前、権力を笠に着た王をレジスタンスが打倒し新たな王が誕生した。
しかし、その戦いで魔物が多く闊歩するようになり、平和な時は終焉を迎える。
大国シューヴァの西部最大の都市、セミナス。
商業都市であるこの街で冒険者は必須の職になっていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-21 14:06:28
18028文字
会話率:36%
大国アムールノ国のリリアム王女。父親の溺愛で世間知らずな王女を爆走中。見かねた無駄にハイスペックな母親に王女教育を受け、立派な王女?に育つが、頑張り過ぎて自分よりも出来る婚約者が見つかりません。
そんな中、同じく大国シューエン国の天使のよ
うな顔立ちのセシル王子と一緒に暮らすことになりました。ハイスペックなリリアムに謎に満ちた年下のセシル。
セシルは天使のような容姿を武器にリリアムを囲いこむ。
前作、「公爵令嬢は紫の瞳に閉じ込められる」の子供の話となっています。前作を読んだ方が分かりやすいと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-25 08:00:00
18922文字
会話率:37%
時代は国取り戦争。剣・魔法・魔獣・魔装兵器。
使える物はすべて使う血を血で洗う醜い争いの中、大帝国シューデルでは
その戦争で使う兵士を作るための
養成学校を創設した。
その中でナイトを目指すネロの物語である。
答えは戦争の中だ
一人の少年と
出会う仲間たちの戦記学園ファンタジー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-28 17:02:17
589文字
会話率:36%
高校2年生の天久保 秋一と、加村 澄矢は昼休みにラジオ放送をしている。 15分間の放送だが、わりと人気があった。
そして彼らが通う学園は、恋愛禁止だった。 とても厳しく取り締まっており、執行委員会が設置されており、委員たちが目を光らせて
いる。
天久保と加村は、自分たちの放送室を、秘密の逢瀬の場として恋人たちに提供していた。
恋人たちの数だけ愛があり、応援したい天久保と、たいして興味のない加村は、今日もスイーツ食べるのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-25 14:36:26
7440文字
会話率:20%